「3万年前の航海 徹底再現プロジェクト」

 

台湾→与那国島への渡海に挑んだ(右は海部代表、真ん中は原丸木舟キャプテン、左は漕ぎ手の田中氏)

 

ゲスト:海部陽介(かいふ・ようすけ)国立科学博物館人類研究部人類史研究グループ長
原康司(はら・こうじ)丸木舟キャプテン
田中道子(たなか・みちこ)舵取り
テーマ:「3万年前の航海徹底再現プロジェクト」

日本列島に初めてホモ・サピエンスが現れたのは3万8000年前後の後期旧石器時代。最終氷期の後半で、海面も今より約80m低かった。

人類は海を越えて日本列島に渡ってきたことが判明している。その海への挑戦にはどのような困難があり、祖先たちはそれをどう乗り越えたのか。

この謎に迫るために始動したのが「3万円前の航海 徹底再現プロジェクト」だ。世界でも先駆的な試みとして、今年7月5日付の米科学誌サイエンスでも紹介された。

本プロジェクトは2013年に海部代表によって企画され、準備の後、16年4月のクラウドファンディング成功で正式にスタートした。また途中経過を積極的に外部公開したことでも注目された。

今年7月7日14時38分に台湾を出航し、45時間10分かけ225kmを走破して7月9日11時48分に無事に与那国島に到着した。

 

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