天皇陛下「即位礼正殿の儀」で「象徴のつとめ果たす」と内外に宣明

 

お言葉を述べられる天皇陛下(テレビ朝日から)

 

十二単(じゅうにひとえ)を着た皇后様

 

それぞれ高御座(たかみくら)と御帳台(みちょうだい)の上に立たれた

 

天皇陛下が即位を国内外に宣明される「即位礼正殿の儀」が22日、皇居・宮殿「松の間」で行われた。天皇陛下は「国民に寄り添いながら、憲法にのっとり、日本国及び日本国民統合の象徴としてのつとめを果たすことを誓います」と述べられた。

儀式にはチャールズ英皇太子ら国内外から約2000人が参列した。安倍晋三首相が祝辞の「寿詞(よごと)」を述べ、万歳三唱した。

即位礼は1990年11月以来、29年ぶりで、現行憲法の下で2度目。憲法が規定する国事行為として行われた。平成時に、国民主権や政教分離原則といった憲法の理念に基づき宗教色を薄めて執り行われ、今回もほぼ踏襲した。

即位式は29年ぶり。こういうものは見たいと思っても簡単に見られるものではない。記録に残るだけだ。記録はきちんと継承していきたい。

国事行為はそれなりに権威を高めるために一つ一つ吟味して固められた儀式だ。儀式とは特にそういうものだ。つまらないとか、こんなものにそんなに使うのはもったいないとかいろいろ言いたいこともあるが、やはりこれは国事行為である。国の権威を内外に示すものだ。省くことのできないものでもある。

そうである以上、やはりどうしても必要なのかもしれない。とにかくこういうものがあったことを素直に記録していくことだ。

 

 

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