小雪が降ったりポカポカ陽気だったりと最近の天気はとかく忙しい
28日午前1時30分頃。外を見ると案の上、車上に雪が積もっていた。最近の予報は正確だ。予想通りに降った。量的にも5センチくらいの小雪だった。朝も10時くらいになると綺麗に溶けていた。
今や時々刻々に空の変わり様を小さなスマホ画面に映し出す。「今日は午後1時から4時頃までは晴れると予報が出ているから朝の内に洗濯をして・・」などと洗濯する人は天気予報を重視する。
それでも昔はまだのんびりしていた。外れることもあった。外れたからどうということもなかった。しかし、予報の精度が上がって、今やピンポイントである。むしろ外れたら文句を言われそうだ。
気象庁によると、前線を伴った低気圧が発達しながら本州の南岸を東に進んでいる。また関東甲信の上空約1500メートルに氷点下3度以下の寒気が流れ込む。大雪が降る恐れがありそうで、東京23区も積雪を警戒するよう予報が出た。
冬期は冬型の気圧配置が普通だった。西に勢力の強い高気圧、東に発達した低気圧がある、いわゆる「西高東低」の気圧配置だ。冬に現れやすい気圧配置だが、この形が崩れ、大気が不安定な状態になった。
しかし、昼頃から雲が切れ始め、青空が広がり始めた。日本気象協会によると、29日の東京都心は前日より10度以上も高い18.6度と4月中旬並みの陽気となった。東北から九州の広い範囲で季節外れの暖かさとなった。
とりわけ栃木県の佐野市の最高気温は20.0度。1月としては観測史上最も高い気温になったという。雪が降ったり、その次の日にはポカポカ陽気になったりと、お天気も忙しい。