【散歩】石神井公園・三宝寺池で蓮を見る=「なかやしき」で「そば切り」を食しコロナとの決別を祈念する
■三宝寺池の早生の蓮
やはり三宝寺池の蓮の開花がどうしても見たかった。蓮と言えば、上野の不忍池で見たことがあるほか、兵庫県姫路で大賀蓮を観賞したことがある。いずれもかなり昔の話で、最近はすっかり遠ざかっていた。
花鳥風月は仕事がなくなってから執着するものだというのが頭にこじれ着いている。最近は新型コロナウイルス感染による失業状態で、またしても花鳥風月に関心が戻ってきた。これが現実である。
三宝寺池はあまり人には知られていない蓮の名所らしいが、不忍池ほどではないにしても、結構広い。こんなところに蓮池があるとは思いも寄らなかった。不忍池ではピンクと黄色の可憐な花が咲くが、三宝寺池は外側が白色で、中心の果托が黄色い。何の種類だろうか。
そんなに大きくはなく、小さく可憐である。小さいなりに果托の黄色が結構大きく、全体を引き立てている。
蓮の花は早朝に咲く。夕刻に行ったら、24日に行ったときはすべて花を閉じていたのは悔しかった。早朝に花を咲かせて昼頃に閉じ、咲いて閉じてを3日間繰り返して散るのが定めらしい。その後は中心の黄色い果托が葉と同じ緑色になり、種ができ、やがては枯れて種が落ちるらしい。
その果托の部分が蜂の巣のようなので、この「はちのす」→「はす」となったという説もある。あくまでも「説」の1つです。不忍池の蓮の花は7月初めから咲き始め、同月終わりから8月上旬が見頃の最盛期といわれる。
それに比べると、三宝寺池の蓮は5月末にはかなり咲いている。蓮にも早生があるのだろうか。
不忍池・蓮池の前を通りかかったのは12年前の夏。2008年8月31日に書いたブログがある。やはりピンクの蓮である。三宝寺池の白の蓮とは違った。