東中野「大盛軒」(おおもりけん)名物「鉄板麺」を腹ぺこ状態で何とか完食
東中野の大盛軒(おおもりけん)に初めて行った。7月19日に閉店した光が丘・大盛軒(たいせいけん)の姉妹店で、社長同士が兄弟だという。こちらは1982年創業で、1987年に弟が当時店開きしたばかりの「光が丘IMA」(練馬区光が丘)に出店したというわけだ。
光が丘はIMA専門店街が今年末までリフォーム工事で惜しまれながら閉店したが、東中野はまだ頑張っている。どのように頑張っているのか味見も兼ねて偵察に行った。
東中野名物は何と言っても「鉄板麺」。というよりかそれを自店で宣伝しているのだ。それにはびっくりした。要は鉄板焼きに半ラーメンを付けたものだが、客の半分ほどがこれを頼んでいる。
大盛軒の代名詞と言えば鉄板麺。何を食べるか迷ったらコレ! 迷わずコレ! 断然コレ!らしい。
出てきたときはジュージューと湯気が立っている。あまりに熱々なので、早く卵を入れないとと慌てて写真を撮るのを忘れてしまった。それが冒頭の写真。本当はジュージューと湯気が立ち上っているところが最も鉄板麺らしいのだ。
豚のバラ肉の下に大量のキャベツが隠れている。それをすり切りいっぱいという感じで盛られているどんぶり飯の上に乗せて食べる。かなり食べて、海苔1枚の乗った半ラーメンをすすった。
カリカリニンニクもいいが、柴漬けが意外とうまかった。大盛り対策のため腹ぺこ状態で行ったが、何とか完食した。苦しかった。食べ終わって店を出る人たちは老いも若きも(老いはほとんどいなかったが)みんな満足感・満腹感に浸りながらも幾分お腹に詰め込みすぎて苦しそうだった。
鉄板麺の食べ方も書かれている。
①鍋の具の中央に窪みをつける。
②生タマゴを割り入れる。
③カリカリニンニク、タバスコをお好みでかける。
④素早くかき混ぜる。
何気なく前後左右を伺いながら、さも自分が常連客であるような風を装いながらタマゴを割り入れた。うまく行ったが、やはり慌てていて写真を撮り忘れた。
店はカウンター席8席とテーブル席12席と割と広く、清潔感にあふれている。若い人が多く、びっくりした。ラーメン店と聞くとどうもうらびれた店を思い出すが、そんな店とはまるきり違う。
客層の大半は学生さんで、新型コロナウイルスは怖いが、コロナにも負けず、しっかり栄養を付けにこの店に通っているらしい。そういう中に混じっていただいたが、かなり勇気のいることではあった。