【卒業式】春うららかな良き日、孫の卒業式に参加して生きる意味を考え「いのちの歌」に胸を熱くする

 

卒業式

 

■学校行事もコロナ禍で中止多く

 

3月25日は朝から晴れた。この日は孫の卒業式だった。練馬区はどこの小学校もこの日が一斉に卒業式だった。流石に中学校の入学式には祖母や祖父の出席はないだろうが、小学校では認められている。北原小もそうだった。

小学校に入学したのは6年前だった。あっという間に6年間が去った。この2年間は新型コロナ対策一色だった。いろんな学校行事が中止になった。密を避けるためにいろんな制約が設けられた。散々だったと思う。それでも時間は過ぎていく。

親として自分の小学校時代は一度も卒業式に出たことがなかった。卒業式に出ないことがむしろ普通だった。仕事優先だった。それが男社会の日本のサラリーマンの実態だったのだ。

今は男親でも育児休暇が出る時代である。彼らの成長に何も関わり合ってこなかった。それを今はさみしく思う。何だったのだろうか。放任しておけば、かってに育つと思っていた。そんなことはない。母親が大変だったのだ。ひどい父親だったと思う。

「それでも子どもは育つ」が、果たしてどんな子どもが育つのだろうか。

 

ご卒業おめでとう

 

■はなむけの言葉

 

学校内の廊下に卒業生への「はなむけの言葉」がいくつも貼られていた。いつもは卒業式で読まれ、そのまま消えていく言葉だ。当たり前の言葉が書き連ねていて、自分の子どもの卒業式でも気にしたことはなかった。その言葉をじっくり読んでみたら、胸が熱くなるのはなぜだろう。

「思い切り旗を振って踊ったダンス、きれいな声で歌っていた歌、力強く演奏した太鼓、雨の中で回った浅草、どの行事も全力で楽しんでいましたね」

「コロナ禍になり、様々な制約があったかと思いますが、だからこそ、人とのつながり・思いやり・優しさをたくさん感じ、みんなで力を合わせる大切さを学べたと思います」

「笑顔と努力を忘れずに、輝く未来に向かって一歩ずつ歩んでいってください」

「こんな時代だからこそ自分の考えをしっかり持ち、周りのせい、他人のせいにしないで自分の行動に責任をもてる人になってください。大人への階段をひとつ上がっていく皆さんの未来が明るいものになることを祈っています」

「幼稚園で過ごしていた日々が昨日のように思い出されますが、4月からは中学生ですね。やさしいこころ、がんばるこころを胸に6年間で学んだ事を活かし、楽しい中学校生活を送ってくださいね。応援しています」

「小学校6年間で学んだことや体験したことを宝物として4月からの中学校で大きく羽ばたいてください。春うららかな今日の良き日 学び舎を巣立つ未来に幸多かれとお祈りいたします」

 

どこも立て看のそばで記念写真を撮る人たち(通りがかりの車から、光が丘春の風小学校前で)

 

 

■「いのちの歌」(作詞:miyabi=竹内まりや、作曲:村松崇継)

 

卒業生が歌った歌だが、やはりこの曲を皆さんに捧げたい。もうあまりにも有名だが、このブログを読みにきてくれる読者の皆さんにもぜひ聞いてもらいたい。私も卒業式に出席したからこそじっくり聞くことができた。

村松崇継氏は劇伴作家・ピアニスト。作詞は歌手の竹内まりや。この曲は2009年にNHK連続テレビ小説『だんだん』に放送された主演の三倉美奈、三倉佳奈の音楽ユニット「シジミジル」に提供された劇中歌として話題になった。

素敵な人に出会えた時、その奇跡に感謝。
新しい”いのち”が生まれた時、幸福に包まれ生きていることに感謝。
大切なものを失い絶望に打ちひしがれたとしても、この世界に行かされていることに感謝。
すべてに感謝。

素朴でシンプルなメッセージが珠玉のメロディーに共鳴し、聴く人の心を打ち、ジャパニーズポップスのスタンダードな名曲としてたくさんの人たちに歌い継がれている。

 

 

もう一つの卒業定番ソング「旅立ちの日に」も送りたい。この曲も歌われた。作詞:小嶋登、作曲:坂本浩美。1991年に埼玉県秩父市影森中学校の教師らによって作られた。当時校長だった小嶋登が作詞し、音楽教諭の坂本浩美が作曲したという。

2000年以降、卒業ソングの定番として認知され、原曲の変ロ長調のほかに、ハ長調など様々な調で歌われている。

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