【東京滞在】GWの前半は次男が姉妹を連れて上京=「ボウリング」「バーベキュー」「カードゲーム」と疾風怒濤の2泊3日

 

パパの一投を真剣に見守る姉妹

 

■雨の中を精力的に動く

 

大阪・寝屋川市に住んでいる次男が東京にやってきた。一緒に付いてきたのは2人の姉妹。父親は大手IT企業に勤めるコンサルタントで、今時珍しい仕事人間。日系企業勤めだが、部下には外国系社員も多く、英語ができる点が重宝されているらしい。

育児は日頃、母親に任せっぱなし。日頃のご恩を返す意味もあって2人の子どもを連れて”東京出張”となった。京都発7時30分、品川着9時38分である。自宅を6時には出なければならない。予定を見ただけでもすさまじい。

その父親に付き合わされる子どもも大変である。9時38分に品川に着いた3人は11時前にはわれわれの自宅がある練馬区(都営大江戸線光が丘駅)に到着した。光が丘IMA(ショッピングセンター)で少し買い物をして12時頃にわが家に投宿した。

肝心の天気は小雨。天気だけは人がどうこうできない。雨は予定に織り込み済み。3人を車に乗せて家から30分くらいの埼玉スポーツセンター(所沢市)に向かった。同スポーツセンターにはボウリング場や卓球場もあり、結構楽しめる。

5人で2ゲームやった。第1ゲームの勝利者はババで得点は114点、次はジジで134点だった。2ゲーム目はパパが最後で2連続ストライクを出し、ジジに迫りそうな勢いだったが、何とかジジが逃げ切った。低レベルの競争だった。

卓球も30分ほどした。それなりに難しかったが、面白かった。その後激しい雨の中、ババと姉妹は女風呂、ジジとパパは男風呂に浸かった。お湯に浸かって疲れも癒やせた。

 

スシロー

 

■デザートメニューが豊かなスシロー

 

お風呂を出たのは午後8時頃。すっかり遅くなってしまった。お腹がペコペコである。さてどこへ行くか。リクエストを聞いたら「お寿司を食べたい」。聞いたら行くしかない。

こちらからは回らない桃太郎寿しやネタの大きな銚子丸を提案したが、子どもたちが行きたいのはどうもスシローやくら寿司のほうらしい。彼らには寿しネタや寿しご飯の質ではなく、むしろスシローのほうがデザートが充実しているからだ。

スシロー和光白子店に入ってデザートメニューを見ると、コーヒードルチェ、いちごパフェ、アイスブリュレ、ミルクグレープ、わらび餅、大学芋、プリン、マンゴー、シャーベット、バニラアイスと実に充実している。まるでケーキ屋さんだ。

サイドメニューも醤油ラーメン、塩ラーメン、ワンタン麺、わかめうどん、えび天うどん、かけうどん、あさりのみそ汁などのほか、たこの唐揚げ、ポテトフライ、フライドポテト、だし巻き玉子などと揃っている。

スシローの握りは子どもサイズで子どもの口にスポッと入る大きさ。大人には物足りないし、ネタも小さいが、子どもはあんまり気にしないのだ。同じ回転寿司と言っても、大人用と子供用では違う。わさびも基本なしだ。子どもと一緒の時は寿司屋に行くという気持ちを忘れなければならない。そんなことを学んだ。

 

チュリーップ全開時(4月10日)のバラ園

 

■パークス光が丘のメロンパンはおいしい!

 

2日目は朝から青い空が広がった。せっかくなので広い光が丘公園に行った。けやき広場を抜けた先にあるのが「パークス光が丘」。最近はメロンパンで有名だが、光が丘公園唯一の売店でもある。メロンパン以外でもソフトクリームや種々のお菓子類なども売っている。

ただ、パンは店の奥で焼いているのが特徴で、時間があえば焼き立てのメロンパンも食べられる。売店とはいえ、メロンパンが一番売れる商品であり、いわば売店ベーカリーのようである。

今やメロンパンのおいしいお店はたくさんあるが、「外のクッキー生地がカリッサクッ、中のパン生地はしっとりふわっとの、いわゆる王道メロンパン」(光が丘びいき)。意外とうまいのだ。

パークス光が丘のベンチに座ってコーヒーを飲みながらメロンパンを食べ、横目で大道芸人の職人芸を眺める。子ども達は大道芸人の前に座り込んでしまった。芸人達も一生懸命で、セールストークも軽妙でなかなか面白い。

しばらく公園で過ごした後、四季の香ローズガーデン(通称、バラ園)に立ち寄った。4月に寄った時はチューリップが満開だったが、既にチューリップは終わっていよいよバラ園が1年のうちで最も美しい季節を迎える時期の到来である。

 

柵に絡まる大輪のクレマチス(わが家の庭)

 

 

すっくと立つカンパネラ

 

意外とスペースを確保できたバーベキュー

 

■結局、わが家でバーベキュー

 

光が丘公園でゆっくり過ごし、戻ってきたら午後1時。ちょうど近くに住む3男ファミリーがバーベキューセットを持ってわが家にやってくる時刻となった。車を庭から出し近くのパーキングにいれたら、ちょうどバーベキューができるスペースを確保できる。

これまで自宅でバーベキューをすることなんてことは思ってもいなかった。初めてだ。次男ファミリー3人に3男ファミリー5人が加わり、ジジババ2人を足すと全部で10人。わが家の椅子も総動員して10人によるバーベキューが始まった。

最初、光が丘公園のバーベキュー広場を借りようと思ったが、新型コロナウイルスによって受付方法が完全に変わった。そもそも2022年1月からは休止。4月25日から再開されたが、「当面の間、利用人数の上限を1グループ4人まで、予約は1グループ1サイト(区画)」と定められている。

利用時間も10時~15時で、飲食は2時間まで。まん延防止等重点措置は撤廃されても、東京都のコロナ対策は引き続き厳しい。大体1グループ4人までの少人数でバーベキューをやりたい人がいるのかどうか。いくら「コロナ対策」でも使えない。

テーブルも指定されたものしか許されない。場所取りはできないうえ、ビン・缶・生ゴミ等のゴミはすべて持ち帰り。犬などのペット同伴は禁止だ。カラオケ、ゲームなどの迷惑行為は厳禁である。

とにかく禁止、禁止である。これでは楽しいはずのバーベキューが楽しくなくなる。何と同調圧力が厳しいことか。こんな国にはとても住みたくないが、住まざるを得ない。何とかしてくれーえ!!

 

上から見下ろすとこんな感じ

 

■親の影響は大きい

 

それに比べ小さな庭とはいえ、自宅でバーベキューをやれるとは何と幸せなことか。子どもたちの最年長は4月に中学校に入学したばかり。ギター部に入ったという。父親が今でもときどき自宅でギターを弾いたりしている。

パパは高校時代からギターが好きだった。バンドを組んで活動を始めていた。何かのイベントに出場し、次々に勝ち抜き決勝大会まで行った。会場は横浜球場だった。決勝では敗れたものの、親も楽しかったことを覚えている。

親の影響というのは恐ろしいものである。いつのまにか娘もギターを弾き始めた。嫌なことがあっても、趣味に逃げることができる。軽快な音楽が流れ、自然の風が揺れる。光が丘公園なら公園事務所から「やめてくれ」と飛んでくるのではないか。

 

久しぶりにウイスキーをロックで

 

■ウーバータクシーがやってきた!

 

バーベキューが終わってのんびりしていたら、飲んべいの次男が3男に「おまえの行きつけの店に行きたい」と言い出した。3男はちょくちょく飲みに寄る店があるらしい。電話をしたら、今夜も店を開いているという。

監視役も兼ねて3人で石神井のバーに行った。道ばたでタクシーを捕まえる必要はないのだ。スマホからUber Taxiで配車を依頼するだけだ。そんなに待たずに認可を受けている地域のタクシードライバーがやってくる。

次男とは大阪に行った際、バーで一緒に飲んだことがある。東京でも同様だ。3男を交えた3人で飲むのは今回が初めてだ。モヒート2杯、最後はマッカランのシングルをロックで頼んだ。

30日は土曜日。われわれが店内に入ったときは店長とアルバイトの女性の2人だけだったが、直後から次から次へと常連客が来店。息子のギターで彼のオリジナル曲を初めて聴いた。住宅街のビルの1階にあってカラオケは認可されていないという。

その代わりにギターが1本置いてあって、誰でも自由に弾けるようになっているという。息子が店に行った場合はどうも店で”流し”をやっているらしい。先週は店の常連客の結婚披露パーティに呼ばれて一曲披露したらしい。盛り上がったという。

結局店には2時間ほどいた。帰りもウーバータクシーで戻ってきた。久しぶりに午前様だった。支払いはきちんと行われたが、精算した当人に記憶は全くないと後で言われ仰天した。恐ろしや!!

 

新大阪まで2人旅

 

■3日目の東京観光は取りやめ

 

今年のゴールデンウイークはサラリーマンなら、みどりの日の4月29日(金)から5月8日(日)まで10連休を取ることが可能だ。しかし子どもはそういうわけにはいかない。2日(月)と6日(金)は学校があるからだ。

英国の現地校に通っていた頃は生徒の進級度別の授業だったので自由に休めた。しかし日本の場合、一斉授業だから休めない。自由度がないのだ。何でも日本は難しい。というわけで2人は新幹線で大阪に帰っていった。

最初はせっかく東京に来たのだから東京タワーに登ったり、上野の国立科学博物館に行きたいと行っていたが、何せパパが酔っ払ってしまった。バーから戻ってきてからも気持ち良く飲み続け就寝は午前3時。とても9時起床は無理だった。

都内を観光しまくるよりもカードゲームをやってゆっくりしたいと姉妹が言い出して、3日目の東京観光は取りやめた。昼はピザでもとってのんびりしたのち、午後3時前に練馬の自宅を出発。午後4時半前には新幹線ホームに着いた。

2人をきちんと乗せれば、新大阪駅にはママが出迎えてくれる。パパは東京で仕事をし、4日には戻る予定だ。それにしても生まれて初めての2人旅は不安もあって2人は辛そう。あにはからんや。

2時間後、新大阪から2人が無事安着したとのメールが写真付きで届いた。何でも経験である。

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