‘政治/外交/国際/軍事’ カテゴリーのアーカイブ

『ドローン情報戦』

カテゴリー: 政治/外交/国際/軍事

2019/01/21  21:46


 

 

作品名:アメリカ特殊部隊の無人機戦略最前線『ドローン情報戦』
著者:ブレット・ヴェリコヴィッチ
クリストファー・S・スチュワート
訳者:北川蒼(きたがわそう)

 

著者のヴェリコヴィッチ氏は10年以上にわたってテロ対策と情報分析活動に従事した軍用ドローンのエクスパート。アメリカ陸軍特殊部隊(DELTA)のドローン技術者・情報分析官として、アフガニスタンやイラクなど対テロ戦争の最前線で活躍。多くの戦功をあげブロンズスター・メダルや戦闘行動バッジを授与された。またデューク大学でMBAを取得。除隊後はドローンによる東アフリカでの野生動物保護など活動の幅を広げている。

本書は世界的なドローン戦士とピュリッツァー賞ジャーーナリストによる「もっともリアルな戦場と心情」と帯にはセンセーショナルに書かれているものの、当局による様々な表現規制もあって期待通りの面白さは味わえない。

そこをうまく表現するのがプロの世界だが、ピュリッツァー賞ジャーナリストも難しかったのかもしれない。少なくても私にはそれほどリアルではなかった。訳者の力量も響いているのかもしれない。

最も生々しい現実は文字では表せないのかもしれない。「パラマウント映画化取得」とあるので映像化に期待したい。

ヴェリコヴィッチ氏によると、彼が陸軍に入隊したころ、ドローンはまだ珍しい存在だった。ドローン1機を使えるだけでも貴重な経験なので、イラク侵攻後のサダム・フセイン追討作戦中は、どの部隊も索敵用に無人機(プレデター)の使用許可を得ようと争奪戦を繰り広げたという。

同作戦から約10年後にヴェリコヴィッチ氏が陸軍を除隊するころには、自分たちのチームだけで3機のプレデターを指揮し、3機が別々の高度から異なる角度で攻撃対象を監視していた。ドローンはすべてを見張り、決して眠らない。

戦争の仕方がドローンの出現ですっかり変わったのだ。同氏より前の時代の戦争においては、航空支援とは、基本的に援護射撃と空爆を意味した。歩兵部隊は長期の野戦任務を手探りで行い、航空戦力が敵の抵抗力を弱めてくれるよう祈った。市街戦では、建物の角を曲がった先に、扉の向こうに、覗いた窓の中に何があるのか、ほとんど見当がつかないまま活動していた。

しかし、現在は、特殊部隊において任務中には常にドローンが上空にいる。それだけ有用な兵器なのだ。海外でのあらゆる作戦行動、イエメンでの海軍特殊部隊ネイビー・シールズによる急襲、シリアでの人質救出作戦、ソマリアでのテロリスト拘束作戦などでは、必ずドローンの支援があると考えていい。準備作戦段階から作戦遂行中、そして後始末にいたるまで、すべてにドローンがかかわっている。

彼の部隊はテロとの戦いの最前線にある「ボックス」で活動していた。ハイテク・スパイであり、その任務は戦争がどれほど進化したかを物語っている。

羽田空港機能強化に関する住民説明会

カテゴリー: 政治/外交/国際/軍事, 東京日誌Ⅲ

2019/01/12  22:53


 

住民説明会(光が丘IMA1階光の広場)

 

シュミレーター

 

説明パネル

 

国土交通省は1月12日、練馬区光が丘IMA1階の光の広場で羽田空港機能強化に関する住民説明会を開催した。説明会は事前予約不要、入退場自由で、説明パネルや映像資料、パンフレットなどを自由に閲覧。国土交通省の職員が区民の疑問や関心事について答えた。

現在の羽田空港は飽和状態に瀕している。4本の滑走路と3カ所の旅客ターミナルがあり、発着回数は国内線が1日約1000回(利用客数18万1000人)、国際線は最大同約220回(同4万3000人)となっている。国内線の就航先は48都市、国際線は18カ国30都市だ。

 

羽田空港の滑走路の位置関係(国土交通省航空局作成「羽田空港のこれから」から引用)

 

国際線を増便するためには滑走路の使い方、飛行経路を見直すしかないと結論づけた。羽田空港は4本の滑走路が井桁の形となっており、出発と到着経路が複数個所で交錯するため、一定の間隔を空けて運用する必要がある。

4本の滑走路の中で最も新しいのが2010年8月に完成したD滑走路。しかも100年間の長期耐久性を実現する維持管理に配慮した設計となっている。建設費は6730億円。

 

 

 

「知ってはいけない」

カテゴリー: 会見メモ, 政治/外交/国際/軍事, Books

2018/12/19  23:59


 

登壇したノンフィクション作家の矢部宏治氏

 

ゲスト:矢部宏治(ノンフィクション作家)
テーマ:隠された日本支配の構造
2018年12月19日@日本記者クラブ

 

日本のあらゆる制度や仕組みは偏向していると思ってきた。日本の外交もおかしいと感じてきた。米国は大国でありながら、日本は一体何を理由に米国に対して卑屈でなければならないのかとも考えてきた。日米関係には両国が引きずってきた「闇」の部分を持っているのではないか。

私だけではない。怖い物見たさに「闇」をのぞきたい気持ちが国内的にも強まっている。ノンフィクション作家の矢部宏治氏の近著『知ってはいけない』『知ってはいけない2』(いずれも講談社現代新書)がベストセラーとなっているのはその証拠だ。

いくら河野太郎外相が独自の外交論を展開しようが、これを知れば理想的な裸の外交論は吹っ飛んでしまう。闇はそれだけの爆弾を抱えている。悲しいことだが、国民はこのことを隠されてきた。知らなかった。知らないほうが良かった。これが悲しい現実である。

日本の空は、すべて米軍に支配されている

 

「オールジャパンの外交」訴え-河野太郎外相

カテゴリー: 会見メモ, 政治/外交/国際/軍事

  22:53


 

日本外交について語る河野太郎外相

 

ゲスト:河野太郎外相
テーマ:日本外交について
2018年12月19日@日本記者クラブ

河野太郎外相が日本外交について30分間語り、記者の質問に答えた。読売新聞政治部の 梁田真樹子記者は同クラブの会見リポートに「オールジャパンの外交」訴えと題し、以下のように書いた。

「就任から1年半弱で約60か国を歴訪した河野外相は会見の冒頭、外相として感じ取った日本の厳しい現実を突きつけた。

まず「国際会議などの場で主張が通りにくい」という。強く記憶しているのは、就任早々の東南アジア諸国連合(ASEAN)関連外相国際会議で、南シナ海問題をめぐって議論が紛糾したことだ。さらに、国内の統制と対外的な圧力を強める中国の台頭などを念頭に、「戦後日本が恩恵を受けてきたリベラルな国際秩序が挑戦を受けている現実がある」と問題意識を説明した。

その上で河野氏が挙げた外交課題は多岐にわたる。人工知能(AI)を搭載した自律型新兵器システムへの対応、情報技術の進歩とビッグデータの活用、持続可能な開発目標(SDGs)達成に向けた官民連携――。いずれも新たなルール作りが求められるものばかりだ。

「日本は軍事力を背景とした外交はやらない。政府開発援助(ODA)はピーク時と比べて半減。裸の外交力をいかに高めていくかが大事だ」。日本が国際社会で存在感を保ちながら、こうした新たな課題でも民主主義などの基本的価値観を反映したルール作りを主導するための「裸の外交力」として河野氏が訴えたのが、「オールジャパンの外交展開」だ。外務省だけでなく、個人個人が、企業活動や援助、観光、研究などを通して海外と関わることが、日本の外交力につながるという。

今や個人の生活のどこをとっても海外と結びつかないことはない。誰もが外交の担い手たり得るという認識は、先駆的な動きに敏感な河野氏らしい主張だといえる。

だが、それを進めるのであれば、外相には国民に対して、積極的に海外と関わろうとさせるだけの、日本の展望を説明する力が求められる。会見では、問題意識を越えた「展望」については言葉不足だった感が否めない。発信力には定評がある河野氏だ。21世紀型の日本外交の道筋を浸透させられるか、注視したい。」

ボーダーライン/ソルジャーズ・デイ

カテゴリー: 政治/外交/国際/軍事, 映画/テレビ/舞台

2018/12/11  22:51


理不尽な暴力の横行する米墨国境最前線の現実

作品名:ボーダーライン ソルジャーズ・デイ
監督:ステファノ・ソッリマ
脚本:テイラー・シェリダン
キャスト:アレハンドロ(ベニチオ・デル・トロ)
     マット・グレイヴァー(ジョシュ・ブローリン)
     イサベル・レイエス(イザベラ・モナー)
2018年アメリカ映画@ユナイテッド・シネマとしまえん

2015年に米国で公開された犯罪映画「ボーダーライン」(ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督)の続編。ボーダーラインは無法化したメキシコ国境地帯における麻薬ビジネス、誘拐、汚職、不法移民などの実態を描き、センセーショナルな反響を呼んだが、ソッリマ新監督はこれをさらにエスカレート。「前作に敬意は払っているが、全く異なる世界観の映画」になっている。

しかもアメリカを目指して中米を縦断してきた移民キャラバンもメキシコに到着。米国境警備当局による催涙ガス銃発射の矢面に立つ一方、地元住民のデモ参加者から「不法移民は出て行け」コールを浴びている。

こうした中で公開されたのが第2弾の「ソルジャーズ・デイ」。米国内の商業施設で市民15人の命が奪われる自爆テロ事件が発生。犯人がメキシコ経由で不法入国したとにらんだ米政府は、国境地帯で密入国ビジネスを仕切る麻薬カルテルを混乱に陥れる任務をCIA工作員のマット・グレイヴァーに命じる。

マットはカルテルへの復讐に燃える旧知のコロンビア人暗殺者で元検察官のアレハンドロに協力を要請。巨大カルテルの支配者カルロス・レイエスの末娘イサベル(メキシコシティの女学校に通う16歳)を誘拐し、カルテル同士の戦争を誘発しようと企てる。

しかし、その極秘作戦は敵の奇襲や米政府の無慈悲な方針変更によって想定外の事態を招く。メキシコで孤立を余儀なくされたアレハンドロは、兵士としての任務と復讐心、人質として保護する少女との命の狭間で過酷なジレンマに直面していく。

近ザラ時代の社会保障改革

カテゴリー: 会見メモ, 政治/外交/国際/軍事

2018/11/07  23:39


 

野田佳彦前首相

 

ゲスト:野田佳彦(のだ・よしひこ)氏(前首相)
テーマ:消費税これまで・これから①
2018年11月7日@日本記者クラブ

野田佳彦前首相が2012年の3党合意当時を振り返り、消費税についての考え方、財政再建へ向けての思いを語った。期間は2011年9月2日~12年1月13日。

・消費税に取り組む必要性を強く感じたのは2010年の参院選前後だった。自分は財務大臣で、菅直人首相(当時)が消費増税について言及した。ギリシャの信用不安を始め南欧を含め欧州全体に債務危機が広がっていた状況があった。

・国際会議に出ると、財政の健全化と経済の成長をどう両立させるかがテーマだった。どちらかというと、財政の健全化に軸足を置いて、経済成長をチェックする雰囲気だった。

・消費税は真剣に向き合っていかなければいけないとの思いがあった。財政運営戦略(2011年6月)をつくった。閣議決定もした。プライマリー・バランス(基礎的財政収支=入ってくる税収の範囲内で経費を賄って新しい借金をしない)の黒字化を2020年度までに果たす。15年度までに赤字を半分にする。

・他国はもっと厳しい内容だった。13年までに財政収支(国債費を含んで収支をとんとんにもっていく)の赤字を半減し、16年度には黒字化する。

・コミュニケで「日本はユニークで」と特出しされた。このユニークを削ってくれと言う交渉を水面下でやった。日本の交渉についても「Welcome」という言葉を入れて欲しいという交渉を行った。日本だけサーチライトを当てられると大変だという危機感があった。

・英エコノミストに日本の特集記事が出た。タイトルは「日本化する欧米」。日本化というのは「先送りをする」こと。やるべきことをやらない。これ以上先送りをできないテーマは財政の問題ではないかと思った。民主党代表選挙(2011年8月29日)でもこれを意識しながら、決選投票で小沢一郎グループの支持を受けた海江田万里経産相に逆転勝利した。

・野田内閣は「社会保障と税の一体改革」を最優先した。意味するところは社会保障の充実安定と財政再建を同時に達成するのが目標だ。超高齢社会にどう対応するのかと少子化への対応だ。

・高齢化には50年ほど前の昭和30年代にできた国民皆保険で対応してきたが、国民皆保険は超高齢化社会に対応できなくなった。平均寿命70歳弱の時代だったが、今は100歳時代。昔は古希という言葉にリアリティーがあった。団塊世代が2022年に後期高齢者に入る。団塊世代はもう古希ではない。近年ざらになった。「近ザラ」と言っている。

・少子化が進んでいて、支える側が少なくなっている。9人か10人くらいの働き盛りが1人のお年寄りを支える胴上げの社会。今は3人で1人を支える騎馬戦の時代。まもなく避けて通れないのが1人が1人を支える肩車の時代。支える側の社会保障も考えなければならない。人生前半の社会保障と言っている。

・安倍晋三首相は全世代型社会保障と言っているが、子育て支援を含めて前半の社会保障を手厚くすることが社会保障の本質だと思う。

・これらをやっていくことはただではできない。オールジャパンでやっていくためには消費税を充てるしかない。財政健全化も達成する。

・昭和20年は敗戦の年。財政の国際的比較は公的残高の対GDP比で行われる。経済の規模に対してどれだけ借金を背負っているか。200%だった。相当悪かった。ここから日本の戦後は始まった。高度成長を遂げ日本の財政も好転してきた。歳入と歳出が一番近づいたのは1990年。歳出は70兆円、歳入は60兆円。

・90年の歳出は70兆円。それから右肩上がりとなり、2000年は80兆円、10年は90兆円、いまは100兆円に届く時代になった。歳入はピークの90年が60兆円だったのが00年は50兆円、10年は40兆円。出る方は右肩上がり、入る方は右肩下がり。「ワニの口」と財務省は言っている。公的債務残高の対GDP比は今年度中に240%に達する。終戦のときが200%。73年かけて結局悪くなっている。

・防衛費は5%程度。一番支出の中に占めているのは少子高齢化に伴う社会保障関係費が急増していて昔の軍事費に当たるぐらいの批准を占めている。この静かなる有事にどう対応するか。これが日本にとって一番大きな課題だと思う。この課題にするために消費税引き上げを決めた。これは3党合意の根幹に関わる状況だ。

・そこで決まったのが3党合意(2012年)。野田民主党政権は当時の消費税率5%を2段階で10%に引き上げることを決め、法制化もした。消費税率は14年4月に8%へ上がったが、安倍首相は景気低迷などを理由に、再増税を2度先送りした。10%とするのは19年10月。

・民主党内の議論はサイコロのように「振り出し」に戻ることがよくある。民主党内も小沢一郎氏が反対しボロボロになった。私はこのテーマは絶対先送りしてはいけないと思っていたので、51対49でも決めるときには決めなければいけない。ようやく自民党と向き合う局面にきた。谷垣禎一自民党総裁と議論をした。公明党も入れて合意を取り付け、8本の法律を出した。

・どこかの政権が消費税を上げなければいけないことは誰もが分かっていた。与野党が責任を持ち合おうというのが3党合意の精神だった。政争の具にしない。これが3党合意に至るまでの背景にあった。

・残念ながら今もその精神が残っているかというと風前の灯火だ。事実上なくなってしまったと思わざるを得ない。5%から8%への消費税引き上げは安倍首相が14年に行ったが、10%への上げは2回先送りとなった。選挙の争点になったほか、使途変更も争点となった。

・3党合意の精神はお互いに責任を持ち合うことだから、突然争点にするのは魂を分かっていないとしか言いようがない。

・国会で質したが、安倍首相は「政争の具にはしていない。選挙の争点にはしました」と答弁だった。政党間の最大の政争は選挙だと思う。この感覚の違いが今も1つの大きなわだかまりとして残っている。

「紛争地取材は必要」安田純平氏

カテゴリー: ジャーナリズム, 会見メモ, 政治/外交/国際/軍事

2018/11/02  23:26


 

 

会見に臨む安田純平氏

 

同上

 

内戦下のシリアで武装勢力に拘束され、3年4カ月ぶりに解放された日本人ジャーナリスト、安田純平氏(44)が2日午前、東京内幸町の日本記者クラブで帰国後初の記者会見を開いた。

安田さんは2015年5月内戦下のシリアで活動していた反政府勢力を取材するため、隣国のシリアに入国。シリア難民を支援するという男性を通じてシリア人ガイドと知り合った。

6月22日の深夜に、案内人を名乗る2人の男とともにトルコ南部から山道を1時間ほど歩き、シリア北西部に入国。国境を越えたところで、男らに両腕をつかまれ、車に押し込まれたという。ホブス(パン)工場に入れられた。

最初はゲストと言われていたが、その後何度も民家に移動し、監禁されたことを知った。12月7日には「日本の実家に送るから個人情報を書け」と言われ、妻の電話番号やメールアドレスを書かされた。身代金を要求するためだったとみられる。

3年4カ月に及ぶ監禁生活の末、解放を告げられたのは2018年10月22日。翌23日朝に「トルコに行く」と車で移動し、途中で別の車に乗り換えると、英語で「もう大丈夫だ」と言われたという。車中の人物は「トルコ人」を名乗った。

車中では1時間ほど目隠しをされた。国境付近からトルコのアンタキヤまで運ばれ、入管施設の100mほど手前で目隠しを外された。施設内の事務所で「解放だよ」と声をかけられた。

安田さんを拘束した組織は特定されていない。安田さんは「何者なのか気になった」「ジャバル・ザウイーヤの巨大収容施設には100人単位の囚人がいたと思われることもあったから、かなりの組織だったのではないか」と話した。反政府武装組織の「アル=ヌスラ戦線」ではなかったかと思われる。

安田さんは会見の冒頭で人質になったことに対する批判を「当然のことと思っている。紛争地という場所に行く以上は、自己責任と考えている」と述べ、「はっきり言って自業自得だと考えている」とも語った。

その上で「難民問題などは日本にも影響する。地球上で紛争が起きているのであれば、現地の情報を取りに行くジャーナリストの存在は必要だ」と述べた。

ネット空間では、安田純平氏は「ジャーナリスト失格」だの「嘘つき」だのとバッシングがひどいようだが、11月2日付日経夕刊と同業の中国ルポライター・安田峰俊氏(36)の弁護論を参考にしながら書くことにした。安田峰俊氏はB級ネタも含めた中国関連記事を得意とし、『SAPIO』や『週刊プレイボーイ』などに寄稿している。

安田氏は一橋卒業後に信濃毎日新聞に入社して6年間勤務したのち、2003年にフリージャーナリストとなり、イラクで取材を開始。同国内で拘束され、4日間で釈放された。その後もイスラム圏で取材している。

安田さんは「特に拘束回数が多いわけでもなく、危機管理能力が他の同業者と比べて著しく欠如しているわけでもないのは明らかだ」。12年8月11日の『報道特集』(TBS)で安田氏が撮影した戦場映像「内戦のシリアに潜入した日本人ジャーナリスト」が放送されており、安田峰俊氏が同番組担当者に尋ねたところ「自分の知る限り、いわゆる戦場ジャーナリストで安田の実力を疑う人はいない」という言葉が返ってきたという。

イラン新駐日大使初会見

カテゴリー: 政治/外交/国際/軍事

2018/09/12  22:53


 

会見したイランのラフマーニ新駐日大使

 

7月に着任したモルテザ・ラフマーニ・モヴァッヘド(Morteza Rahmani Movahed)駐日イラン大使が、日・イラン関係の現状と展望などについて話した。

ラフマーニ大使は①イランは4000年以上の歴史を有する②石油と天然ガスを合わせた埋蔵量は世界第2位であり、世界のエネルギー需給に重要な役割を担っている-と述べた。

同大使は日本との外交関係について、1929年に国交を樹立し、以降伝統的な友好関係を確立していると語った。2013年のイラン大統領選においてロウハニ大統領が当選。原油輸入の拡大など二国間関係の新時代が幕開けを迎えたと指摘した。同大使によると、両国の貿易総額は2015年の35億ドルから17年には45億ドルへ増加した。

19年は両国外交関係樹立90周年の節目の年。さまざまな行事、イベントが予定されている。さらなる両国関係の発展を期待していると大使は述べた。

また、「大使は核合意から離脱し制裁を再発動したアメリカのトランプ政権を『信用できない』と厳しく批判した。さらに核合意には政治と経済の2つの側面があると指摘。『どんな鳥でも片翼では飛べない』と述べて、今後経済的な利益が望めないなら意味を失うと警告した。その上で『核合意の維持は関係国の努力にかかっている』と強調した」(会見リポート、日本テレビ国際部担当副部長 岩崎 建)

シリア情勢もイランにとっては重要な問題だ。「イランはロシアとともにアサド政権を支援し続いているが、反体制派の『最後の拠点』であるイドリブ県への総攻撃が近く行われるとの観測が強まっている。こうした動きに国際社会からは非難の声もあがっているが、ラフマーニ大使はあくまで『アサド政権からの要請に基づいたテロとの戦いだ』として容赦しない構えを見せた」(同)。

AFPは9月9日、在英NGO「シリア人権監視団(Syrian Observatory for Human Rights)」によると、ロシアは8日、シリア反体制派が支配する最後の県である北西部イドリブ(Idlib)に対し、過去1か月で「最も激しい」空爆を行ったと報じた。

米国とイランの対立は泥沼化の様相を呈している。米国は8月7日にイラン核合意離脱に伴う制裁の一部を復活させ、11月上旬にはイラン産原油・石油取引の禁止に踏み切るもようだ。

米国によるな復活は欧米間の、中国やロシアを利して、将来の中東の混乱の火だねを広げた。イランは核関連活動の再開やホルムズ海峡の封鎖をちらつかせ、米国との衝突コースを突き進む恐れも出てきている。

ラフマーニ駐日日本大使は1959年、テヘラン生まれ。子ども3人。1989年外務省入省のキャリア外交官だ。

 

米朝首脳、初会談

カテゴリー: 政治/外交/国際/軍事

2018/06/12  22:35


 

私もうれしい とても光栄だ

 

アメリカ大統領と北朝鮮の独裁者が握手をしています

私もうれしい(ムン大統領)

 

6月12日は歴史的な日となった。合意の内容はどうであれ、米朝首脳が会ったのは初めて。1カ月ほど前までは敵国とののしり合っていた仲が急転。握手をしている。

開いた口が渇かぬうちに反対のことを言い出しかねないトランプ米大統領だから、金大統領も変なことを言ったらどんな反撃に遭うかも分からない。落ち着かない。

「Be active」マハティール・マレーシア首相

カテゴリー: 体調/体力/運動/病気, 政治/外交/国際/軍事

2018/06/11  22:26


 

 

20年ぶりに登壇したマハティール氏は雄弁だった

 

ゲスト:マハティール・ビン・モハマド氏(マレーシア首相)
テーマ:独立以来初の政権交代で首相に返り咲いたマレーシア首相
6月11日@日本記者クラブ

マレーシアのマハティール首相が5月10日の首相就任以来初の外国訪問として来日した。日経主催の国際交流会議「アジアの未来」に出席するため。クラブでの会見は1998年以来20年ぶり、4回目。

マハティール首相は92歳。高齢者の見本みたいなものだが、なぜそんなに元気なのかについて聞かれ、「人間の能力は使わないと退化する。筋肉も同じだ。歩けなくなる。能力についても当てはまる。ぼけてしまう。Be Activeにしておく必要がある」と答えた。