‘花/木/樹’ カテゴリーのアーカイブ

クレマチス

カテゴリー: 花/木/樹

2018/04/20  21:27


 

4月にクレマチスが咲いている

 

しかも満開の花が・・・

 

遂にヒメシャラも緑の森に包まれた

 

こちらは可憐なナツツバキ(わが家ではなくて、通勤途中のお宅)

 

駅に続く並木には白いハナミズキが・・・

 

今日は暑かった。まだ4月のなかば過ぎだというのに、何だこの温度は。5月半ばの陽気だ。いつもは五月連休中に咲くクレマチスが今や満開だ。

隣の駐車場側に蔓となったみごとに咲いている。びっくりしたのはほとんど裸木だったヒメシャラが気が付いたら緑の森になっていた。5本植えたら、こんなに見事な木に成長した。

この季節は花があっという間に咲く。びっくりした。

石神井公園

カテゴリー: 花/木/樹

2018/04/12  22:08


 

石神井公園でチューリップを眺める

 

かも、かも、かも

 

独り、池畔に佇むかも

 

そばまでやってきた

 

この日はサイエンスカフェ練馬主催の第11階環境カフェ特別講演を聞きに石神井公園ふるさと文化館にやってきた。同カフェグランドフェローの花市穎悟(はないち・えいご)氏が「飽食から宝食へ」~日本の食糧危機を考える~と題して話をした。

今年のわが家の庭

カテゴリー: 花/木/樹

2018/03/30  18:15


 

みごとに咲いたカイドウ

 

青のムスカリー

 

クリスマスローズはなぜ下を向いているのか

 

紅黄のチューリップ

 

2018年も春が来た。半分を車が占め、その車のおかげでかなり大木になっていたハナミズキも切らざるを得なかった。それでもあとの半分は庭である。

たくさんの花が咲いているのは・・・。言葉が出てこない。ブルーベリーも白い花を咲かせている。

今年も春がやってきた。そのことだけでも嬉しい。

しかし、これらは家人の手入れの賜だ。私は眺めているだけである。

職業生活を半分やめてみて、いかに自分が家周りのことを知らなかったを知らされた。主婦の仕事はどうしようもなく偉大だ。炊事、洗濯、掃除。どれも単なる労働ではない。知的作業だ。しっかりした知識がないとできない。

バカにはできないのである。男はそれを女に押し付けて外で遊んでいる。しかし、復讐されるときがやってくる。そのときは惨めだ。

最近、男おんなが増えている。政府はM字カーブが解消したと喜んでいるが、どこの家も内はひどいものである。炊事は店屋物ばかり、自炊はしない。しないというよりもできない。

子どもも保育園ばかりで、きちんと教育もできない。こんな子どもが大人になったらどうなのだろう。自立性のある子どもが育ったと喜んでいても、彼らは彼女らは協調性もなにもない。こんな人間をいくら作っても仕方がない。

 

 

終雪

カテゴリー: 花/木/樹

2018/03/21  15:24


 

ボールの上に積もった雪

 

「終雪」。広辞苑によると、「その冬の最後の雪。降りじまいの雪。雪の果て。名残の雪」とも言う。こんな言葉があるとは思わなかった。長く生きていると面白いことに出会う。

3月21日に雪が降った。今年の東京の「終雪」今年はとにかく日々の寒暖が激しい。今日はゼロ度代だったが、明日は20度代だという。寒暖の差があまりに大きすぎてびっくりすることばかりだ。

花も順序がめちゃめちゃ。さすがに梅は最初に咲いたが、次は桜だった。コブシや木蓮よりも早かった。どうなっているのだろう。

こぶし/みつまた

カテゴリー: 動物園/植物園, 花/木/樹

2018/03/17  14:22


 

こぶしの季節が始まった(四季の香りローズガーデン)

 

 

花も小振りで白木蓮とは違う

 

みつまたの花

 

3月がやってきた。こぶしが咲いている。白木蓮は花弁が8~10センチ。こぶしは4~5センチと小さい。こぶしは白木蓮より先に咲く。

ミツマタは和紙の原料。ひいてはお札の原料にもなっている。こんなにきれいな花だったとは少しも知らなかった。

暖かな日差しながら空気はまだ冷たい17日(土)午後、練馬区光が丘の裏手にある花とみどりの相談所にいった。絵画展をのぞいたあと、隣の「四季の香りローズガーデン」でみつまたが咲いていた。

新宿・百人町の梅

カテゴリー: 体調/体力/運動/病気, 花/木/樹

2018/02/26  17:56


 

百人町には梅が咲いていた

 

東京山手メディカルセンター(旧社会保険中央総合病院)に通い出して3年半になる。潰瘍性大腸炎で入院し、大腸を全摘したためだが、退院後も腸の調子が思わしくなく、通院が長引いている。今は3カ月に一度だが、その日が来ると憂鬱になる。

そうこうしているうちに、今度は糖尿病を発症した。16年8月に練馬区の健康診断で指摘された。自宅近くの医院を何軒かはしごし、軽度の心筋梗塞を発症したほか、その前は不整脈に悩まされた。

この日は糖尿病の糖尿病診察日。16年11月21日はHbA1c(へモグロビン・エーワンシー)は8.8だった。ヘモグロビンは赤血球内のタンパク質の一種で、全身の細胞に酸素を送る働きをしている。血液中のブドウ糖(グルコース)がヘモゴロビンとくっつくと糖化ヘモグロビンになる。

血糖値が高いほど、ヘモグロビンと結合したブドウ糖の量が多くなる。いったん糖化したヘモグロビンは赤血球の寿命(120日)が尽きるまで基には戻らない。

私のHbA1cは8.1(16.12.26)、 7.5(17.2.13)、 7.0(17.5.22)、 6.9(17.8.28)まで順調に低下したが、17年11月27日に7.1に反発、今年2月26日には何と7.6に悪化した。

正直言って、自分が情けなくなった。薬を服薬しなければならない時期に来ている。自分に一体何ができるのだろう。

そんなことを思いながら百人町を大久保駅まで歩いた。紅梅が綺麗に咲いている家があった。最近は持ち家でも自宅面積が30坪もなく、庭もない家が増えている。植えたくても植えられる木がなくなった。

 

わが家の梅

 

梅を植えるためにはある程度の広さが必要だ。私の家はまだ恵まれている。紅梅が満開だ。紅梅を愛でながら、病気と付き合うことにするか。

世界の木材需要は「柱」から「挽き板」へ

カテゴリー: 花/木/樹

2018/02/17  23:35


 

日本CLT協会の有賀康治氏

 

日本CLT協会業務推進部次長の有賀康治氏は2月17日、東京ビッグサイトで開かれた「木と住まい大博覧会」で「新しい建築材料CLTと建築設計」と題して講演した。

CLTは柱と梁ではなくて、まず挽(ひ)き板にする。世界の需要の中心は柱・梁ではなく、挽き板に移っている。挽き板にすればツーバイフォーになり、集成材にもなる。

集成材だと同一方向に木を並べるが、CLTの場合は縦、横に並べる。どんな広い面積でもOKだ。プレハブの格好の材料だ。木口(こぐち)を斜めに切ったり、丸く切ったりするので面白いインテリアができるとインテリアデザイナーにはいろいろ使ってみたいなという話がある。

CLTの出現によって柱から面の時代に木のデザインも大きく変わってきている。木を上手に使い切ることで21世紀型の産業を作る。木材コンビナートを作る。岡山県真庭市はバイオマスとCLT・集成材を合わせて地方創生を目指している行政の見学が多い。

鉄筋コンクリ-トを鉄骨とCLTに切り換えようとしている。鉄筋コンクリートはトラブルが多かった。新国立競技場では基礎工事でさえプレキャスト工法を使うようになっている。将来の建設現場を変えようとしている。

林業が成長産業化し成功する自治体・地域と都市の木質化を目的に建築現場を変えるゼネコンの体質が大きく変わってくる。2~3年間で林業の成長産業化と都市の木質化の両輪は21世紀型の産業。

石油・石炭を燃やして成長してきたのは19世紀、20世紀型の産業だ。再生可能な木を使って都市の木質化と林業の成長産業化をやることが21世紀型の産業だ。このチャンスをつかみ取るかどうかが微妙な所で、21世紀型産業の勝ち組に入ってほしい。

CLTを都会風にうまく使っている実物件を有しているの高知県、バイオマス+CLT+集積場なら岡山県真庭市が一番進んでいる。

 

木を多用した「森の建築」

カテゴリー: 東京日誌Ⅱ, 花/木/樹

  21:08


 

隈研吾建築都市設計事務所の横尾実社長

 

これからの住宅・建築がよく分かる木材総合展示会が2月16-18日の3日間、東京ビッグサイトで開催された。耐震、省エネ、健康、木材利用、ITのうち木材利用について2人の話を聞いた。

1人は隈研吾建築都市設計事務所の横尾実社長の「木を多用した森の建築」。横尾氏は自然と建築の溶け合う状態を「森の建築」と呼んでいたとし、木が森の建築を構成する非常に大きな要素であり素材であると強調した。

▇森舞台(1996、宮城県登米市=とめし)

 

夢舞台(隈研吾建築都市設計事務所)

 

伝統芸能伝承館。1996年オープン。昔は登米町(とよままち)と呼んでいたが、合併後は登米市(とめし)と簡略化されている。その年の最も優秀な建築物に贈られる日本建築学会賞を受賞。230年の歴史のある登米能(とよまのう)の舞台を再現した。

山裾に開くように配置し、舞台を作った。建物をばらけさせて自然の中に溶け込ませようとした。能舞台、見所(観客席)などを配置した。地場スギを使った。この物件で木の量感、ボリューム感の良さを感じた。

舞台については壊れても良いから木造にしてくれとの要請があった。3.11でもほぼ大丈夫だった。舞台の鏡板には日本画家の千住博氏による岩絵の具を使った老松と若松が描かれた。

▇京王線高尾山口駅(東京都八王子市、2015年)

 

改修プロジェクト。ミシュランの三つ星取得を契機に乗降客が増加した。駅を綺麗に理想化したいとの要望があり、コンペ開催。受注した。

京王線のデザイン構造のフォーマットで全部作られ玄関口としての顔が乏しい佇まいの駅舎。大きな庇(ひさし)をかけ、その下をコミュニティーを形成する軒下の広場として使えるようなスペースにしたい。

川から山につながるような山並みの流れを活かしたい。広場で待ち合わせ、そこから出発する現象が起きている。

暖かみのある木の素材で玄関口としての顔を作ることを実践している。柱は鉄骨。寒々しい駅舎を木を多用することで暖かみの感じられる空間に変質させた。

スギ材。古葉を見せる。

温浴施設の極楽湯を作った。竹を天井に使っている。

▇獺祭ストア本社蔵(山口県岩国市、2016年)

 

獺祭ストア本社蔵(同社HPから)

 

川の流れている谷筋にあるロケーション。谷筋の緑と溶け合う素材としてはやはり木。建物を覆うようなデザインにした。

民家の佇まいをしている。内容物を継承しながら建物を一新する。

 

▇新国立競技場(東京都新宿区・渋谷区、2019年11月)

 

新国立競技場

 

神宮外苑の緑豊かな環境に溶け込ませるのが最大のテーマ。高さをできるだけ抑えて平べったい風景とする。水平の線がデザインの基調となっている。

庇が特徴。外環全体に暖かみを感じさせる。ルーバー(Louver=軒ひさし)。

全国から調達した木材でルーバーを作る。震災の復興を祈念する意味する復興五輪としての位置づけを持っている。国産木材も積極的に使っていこう。スギ材。沖縄県はスギがほとんど自生していないため琉球松で代替する。

日本らしさが求められる。対比すると西洋の建物との違いは素材。日本は雨が多く高温多湿だ。よって使い材料としては日本が木で、西洋は石。木+庇。庇が日本らしさで、それが軽やかに作られている。木自体が比重の軽い物である。伝統建築が培ってきたもの。できるだけ先端を薄く見せることにこだわった。

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構造自体が木造であるものはほぼない。あえて木造に拘るのではなく、木の持つ質感や暖かみを伝える、感じてもらうことが非常に大事な視点ではないか。できるだけ引き立てるように作っていく。

これから木材はものすごい可能性を秘めた材料だ。事務所もかなり積極的に使っている。20世紀の時代は「ないもの」から「あるもの」を作る時代だったが、21世紀は人口減を招きつつある中で、「あるものを使っていく」という視点が大事。

建築で考えた場合、それは「木」ではないか。50年物の木が日本全国一杯ある現状もある。できるだけそういった資源を使っていく。使うことで環境の持続にもつなげていく。木材産業の振興にもつながっていく。そのような連鎖した「森の建築」といった流れを引き続き取り組んでいきたい。

サルスベリせん定

カテゴリー: 花/木/樹

2018/02/04  16:45


 

サルスベリをすっぽりと

 

小さな庭にサルスベリを植えた。そのサルスベリが大きくなって2階まで届くようになった。あんまり大きな木は庭木には向かない。気になっていたので、2週間ほど前に高さ2.5メートルほどで切った。

 

切った幹を小枝にする

 

切ったままでそのまま放置していたが、過日の雪でどうにもならなくなった。今朝、小平市に行って戻ってきた際、思い切ってせん定した幹を小枝にした。

サルスベリは中国原産の落葉中高木。切った後に伸びた枝の先に花が咲く。今年はどうだろうか。

百日紅(ヒャクジツコウ)は別名。7~9月の3カ月も咲き続けることで「百日紅とも呼ばれるが、咲くのは1つの花ではなくて、次々に新しい花が咲くからそう言うそうな。1つの花の寿命は1日らしい。

 

3つのゴミ袋に

 

切った枝を小さい枝にしたら、ゴミ袋3つ分になった。明日ゴミに出したい。軟らかくて簡単に切れた。

 

植後8年目の梅一輪

 

梅の季節だ。初孫を記念して植えた枝垂れ梅も7年目になった。小学校も2年生。春から3年生になる。早いものだ。明日からまた寒さが厳しくなるという。咲いた花がしぼむことのないよう祈りたい。

山持ちが割りを食う

カテゴリー: 花/木/樹, 講演会/シンポ/セミナー/勉強会

2017/12/11  19:36


 

岐阜大学の川﨑晴久名誉教授(左)

 

次世代の林業機械、森林管理システムを考えるNPO法人農都会議の「林業技術の革新」に関する勉強会が開かれ、枝打ちロボットの研究開発に従事している岐阜大学工学部の川﨑晴久名誉教授と航測レーザー計測技術による林業支援を行うアジア航測の矢部三雄社会システム開発センター総括技師長が語った。

▇川﨑晴久岐阜大名誉教授(工学部機械工学科)

・林業経営は長期的な林業採算性が悪化し、人材の価格が非常に低下している。森林所有者は経営意欲を低下させている。

・林業の作業現場は高齢化率(65歳以上)が21%と高い。全国産業平均に比べると、2倍以上だ。最近若い人も入っているものの、全体としては高い。労働災害発生率は1000人に対し28.7人と製造業・全産業の5~6%に比べダントツに高い。林業は「危険な産業」という実態を表している。

・森林の管理の放棄が始まっている。平成23年の立木伐採面積7.4万ha、植林面積2.4万ha。この差5万haは切った後何もしていないことに近い状態。伐採すれど、植林もしない「ほったらかし」の森林が5万haとなっている。伐採は進んでいるものの、植林面積を増やす林業家の意欲が衰えているのでこの差が累積していく。日本の至るところが切り取った状態の山になる。

・森林管理の放棄の結果、災害防止機能、水源の元を作る機能、環境保全とか、生物多様性機能といった多面的機能が低下する。「医療の砂漠」と言う言葉があるようだが、山がそういう状態になっていく。

・人工林としてやってきたところはどんどんそういった状態になりつつあるのではないかと危惧している。

・林業経営が持続的になる仕組みを考えていかないと難しい。生産性の向上、労働効果の低減、安全性の改善、林業副産物の活用(バイオマス産業)といった課題を解決していく必要がある。

・植林した木を刈れるのは何年先か。次に刈れるのは早くて40年後。50 年、60年、100年。自分が植えた木は自分の子どもじゃなくて、孫の代に切る。そういう長期ビジョンが見渡せるような施策が背景にないと木を植えて次に行きますという手が上がってこない。100年長期ビジョンでの研究開発、経営支援が要る。

・森林で育林作業を支援するロボット技術が大きな課題。ロボットの開発について国は大きな旗を振っていない。日本中ロボットの研究をやっている大学はいっぱいあるし、研究者もたくさんいる。森林分野のロボットを研究している人・グループは3つぐらいしかない。産業用、民生用、医療用ばかり。あまりにも少なすぎる。国が誘導していない。林業労働者も声を上げない。何を研究していいのか分からない。育林にとらわれずにこういうロボットの開発が重要だと思っている。

・ロボットの研究者+国の機関+現場の人の3者が意見交換する場を作られるべきだ。

・森林管理システムがなかなか確立されていない。日本の山は資源を生まない山とするのか資源を生む山とするのか。基本的な政策をしっかり持たないと、「植えて育てて」というところに行かない。行くような仕組みが必要だ。

・森のサイクル:植栽→雑草刈り(下刈り)→真っ直ぐにするために密に育てる→太くするために間引く→枝打ちする→間伐→主伐 最低で40年、へたすると100年。そういう流れの投資ができるような仕組みがないとなかなか林業家が手を出せなくなってくる。そうならないように育成支援ロボティクスが課題だ。

・森のサイクルは造材→搬出→運搬→利用という別の流れもある。高性能林業機械を導入して積極的にやっていると考えている。多くは海外製の製品を少しモデルチェンジしたタイプのものを導入することに近い。

・循環してロボット化してやる部分はロボット化は皆無だ。間伐の場合、木に登ってまず落ちて死ぬ。いくら熟練でもその日の木や人間の状態による。非常に危険な作業だ。枝打ちの出来る人が少ない。育林事業者は枝打ちをしなくなる。枝打ちをしないで集成材のようにして使う発想だ。したくてもできないという発想。

・枝打ちをしたい人ができるような仕組みを作っていく。枝打ちのためには①無節な良質な木材生産(柱を直に見せることがなくて、なかに節があろうが、なかろうが構わない)②木材の輸出強化③食害防止④森林の環境保全⑤水資源の保全-が必要。

・このためにはインテリジェント枝打ちロボットが必要だ。18kg以下が目標。昔は30kgだった。2人必要だったが、1人でもできるようにしたい。

・作業していると同時に森林管理の状況が蓄積される。GPSとIOTを利用して森林管理・作業管理に向けた通信システム技術が必要だ。ロボットが作業したときに、作業しているときの状況、枝の数、太さなどが分かる。これを通信機能を使って送ると、同時に森林管理の状況も蓄積される。IOT通信機能を持ったインテリジェント枝打ちロボットシステムの開発が重要だ。

・昔作られた枝打ちロボットはあるものの、日本では販売中止になっている。大学等で研究開発された例はあるものの、実用化されたものはない。

・事業化計画については「レオニックス」が担当する。

 

アジア航測の矢部三雄総括技師長

 

▇矢部三雄アジア航測国土保全コンサルタント事業部総括技師長

・航空機(セスナ機6機)から地上をセンサーで測って地図を作成する会社。平成22年(2010年)からそうした技術を森林に応用。航空レーザー計測技術を用いて広範囲の森林をハイスピードに計測している。

アジア計測(東京都新宿区西新宿)東日本は東京都調布飛行場(東京都三鷹市)、西日本は国管理の八尾空港(大阪府)を基地にしている。自らの会社で航空機を自主運用して撮影するのはアジア航測だけ。

1994年(平成6年)と2016年(平成28年)における木材価格の比較

 

・木のボリュームから丸太のボリュームを引いたのが「歩留まり」と呼ぶ。丸太にする場合は立木からの75%ぐらいまで落ちる。丸太の量から製材品にする場合は良くて6割まで落ちる。いろんなセミナーで幹部は無視した説明をしているので要注意。

・立木の価格が落ちている。3720円⇒840円。1本からとれる製材品価格は8480円⇒7830円。そんなに落ちていない。製材品は国際価格ですからあんまり変わらない。

・「山には木がたくさんあるのになぜ出てこないのか」に対する1つの答えがこれだ。山で木を育てる段階と、山から切って丸太を工場に持って行く段階、丸太を製材品に加工する段階を3つに分けて、それぞれの取り分がどう変化してきたか。

・今日本の加工場で何が起こっているかというと、丸太を安く買えるのですごく儲かっている。ウハウハだ。中小の製材工場が同じ土俵で生きているので、その人たちが生きている土俵で丸太が流通する。大規模な効率の良い製材工場はその分全部儲けになる。そういう構造だ。

・山に全部しわ寄せが行っている。森林所有者はいくらで木を作ったか、60年前から育てているので、資金が必要なときに木を売却する。経営意欲は低下している。ここをぶちこわすのが私のテーマだ。なぜぶちこわすのか。森林所有者に自分の森林の価値を理解してもらうため。これが一番手っ取り早い。

・航空レーザー計測とは、航空機に搭載したレーザー測距装置を使用して地表を水平方向の座標(x、y)、高さ(z)の三次元で計測する方法。レーザーを照射する機械であり、地上から跳ね返ってくるレーザーを受け取る機械。1秒間に20万発から40万発発射する。捕捉するまでの時間を正確に測ると、撃ったところから当たったとこまでの距離が正確に分かる。航空機の位置も正確に分かる。

・昔は人間が写真を推測して見て等高線図(コンタ図=contour map)を作っていた。見えないところは見えない。航空レーザー計測だと火口列が発見された。地図を作る上で革新的な技術と評価されている。

・木の種類によって反射強度に変化がある。その特徴を活かして樹種も特定できるようになった。レーザー計測結果を色分けすると誰でも分かるようになった。樹頂点(木のてっぺん)も特定できる。しかし、太さは分からない。それがレーダー計測の結果、1本1本の枝葉の広がりを特定することができた。本数、樹高、太さも分かった。

・「あなたの山はこれだけ面積があって、丸太にしたらこれだけ出てくる。今の価格ならこのくらいになるはずなので、素材生産業者のいいなりになって売ったらだめですよ」と言った情報を森林所有者に提供している。

・日本は外材が安くて負けたというが、これは昔の話。今は日本のスギのほうがずっと安い。なぜかというと、製材工場が買いたたいて安くしているから。パルプも海外から入ってくるチップのほうが高い。

・道を作る場合もどこに道を作れば効率的かも把握できている。路肩クラックの把握も容易。

・若い人は市販スマホの中にデータを全部入れて山に行く。山に行くと、どこにいて、どんな木があってなどすべて分かる。これが最近受けている。ちょっと年配者は「赤色立体地図」を紙に印刷して山に行く。コンタ図は道に迷うが、これだと道に迷わない。

・伐採するときにそのデータを使えないか。ハーベスタヘッド。ICT林業、スマート林業。

・境界明確化のためのツール。飛行機飛ばして、計測して、解析までして、こんな位の丸太が出ると分かる。ha当たり3500円。ところが1000haやったら350万円。営業に行ったらそこで終わり。