‘講演会/シンポ/セミナー/勉強会’ カテゴリーのアーカイブ

CLTフォーラム2018

カテゴリー: 講演会/シンポ/セミナー/勉強会

2018/12/12  23:30


 

ファーラムの様子

 

日本CLT協会は、CLT建築推進協議会と共催で「CLTフォーラム2018」を12日、東京千代田区神田美土代町のベルサール神田で開催した。

ファーラムではフィンランドから、CLTを使った数々の建築等で世界の木造建築界をリードする建築設計事務所OOPEAA(オーペアー)のアンッシ・ラッシラ代表、日本からは構造エンジニアとして著名な建築実績のある金田充弘東京芸術大学准教授が講演した。また両氏を含めディスカッションが行われた。

CLTはCross Laminated Timberの略で、繊維方向が直交するように積層接着した木質系材料。1995年頃からオーストリアを中心に発展し、欧州地域でCLTを活用した木造建築が広がっている。日本も2013年12月にJAS(日本農林規格)が制定され、日本CLT協会を中心に普及に取り組んでいる。つくば市の建築研究所の敷地内に実験棟が設置されている

 

ボランティアワークによって建てられたカルサマキ教会(「海外旅住navi」より)

 

ラッシラ氏はオーペアーの設立者で、彼が世界的な注目を集めたのはカルサマキ教会。機械を使わず、すべて手作りで建てられた木の教会だ。カルサマキはフィンランド北部の中核都市オウル市(ノキアの研究開発拠点がある)から南に120km離れた人口3000人ほどの小さな町だが、その町にあった教会を建て替えた。コンペティションに同氏のデザインが採択されたという。

またラッシラ氏はCLTモジュラーユニットを用いた8階建て集合住宅も手掛けており、CLT建築にも取り組んでいる。

 

エコプロ2018を歩く

カテゴリー: 祭り/フェスティバル, 講演会/シンポ/セミナー/勉強会, 資源/エネルギー/環境

2018/12/08  23:26


環境省ナノセルロース自動車


ウッドデザイン賞最優秀賞「江東区立有明西学園」
王子グループ
イオン環境財団
リサイクルラボ
ヤッサン一座の紙芝居
棚田・里山酒めぐり「六十余洲」(山形、大賞受賞)


産業環境管理協会と日本経済新聞社が12月6~8日の3日間、東京ビッグサイトで「第20回エコプロ2018」を開催した。

テーマは世界が直面する課題に対して2030年までに達成すべき17の国際目標を掲げたSDGS(Sustainable Development Goals)時代の環境と社会、そして未来の実現を目指すものだ。

SDGSから新素材、環境配慮型製品に至るまでさまざまな内容が盛り込まれ、植物由来の新素材セルロースナノファイバー(CNF)の特別展も同時開催された。

CHFは量産効果による自動車や住宅分野などへの用途拡大により、2030年には国内1兆円の関連市場が期待されており、日本が研究開発で世界の第一線を走っている。

老化の原因「糖化」は人間の体内でも起きている

カテゴリー: 講演会/シンポ/セミナー/勉強会, 農業/農地/農政

2018/11/17  22:20


 

 

第55回東京大学農学部公開セミナーが17日、弥生講堂一条ホールで開かれた。年2回開催されているもので、今回も出掛けた。

応用生命化学専攻の内田浩二教授は自分たちの身体の中でできる本質的に避けられない毒について、こうしたものを食べれば撃退できる現象あるいは反応があることを学んでもらいたいと語った。

・昔は水を探していた。人類の希望であり、夢であり、何とかしたいものがあった。いまなら食べ物だ。

・健康は必ず衰える。ノーベル賞を取っても衰える。病気というのはゼロからマイナスになること。薬は元に戻す。食は老いることを何とか引き留めること。衰える角度を元に戻すことが食品でできるかもしれない。食によって何とか健康を守る。あるいは病気に奈ならない身体づくりを行う。ひょっとして可能かもしれない。

・薬は明快だが、食はそうもいかない。実感がない。本当に効いているかは分からない。それがゆえに怪しい眉唾も起きてしまう。実感のないものとバランスをどうとるか。

・DNA障害が起こっている。身体が傷つけられている。修復作業も起こって、バランスを取っている。それが何度も起こって坂道を下ってしまうことが起きてしまう。加齢とともに起きる。生活の中で起きる。

・身体に入ってくるのは化学物質。たばこ吸っても、食べても、代謝で身体の中でできてしまう。一種のものが有害な毒(さび)をつくる。あるいはさびとして蓄積してしまう。われわれは化学物質に暴露されている。

・食べ物を通じて有毒物質が身体に入ってくる。ダイオキシンもそう。個人的を治すことはできるかもしれないが、癌にならないようにはならない。

・癌はどうしたら予防できるか。食と運動は主な手段なのか。いまのところそうだ。

 

ブドウ糖とアミノ酸を混ぜるだけで褐色の生成物

 

・スポーツ系雑誌「ターザン」に出てくる反応「酸化・糖化・炎症」のうち「酸化と糖化」について話をしたい。

・酸化は酸素が関係する。鉄がさびつく、銅がさびつく。物質が酸素と化合することを酸化という。糖化は糖が何かに反応してしまう。色が付いたものはほとんどが糖化反応。卵焼き、焼き肉、醤油、ソースも。これらは糖化反応だ。そういった反応もさびのできる反応に関係している。酸化が「身体のサビ」と言われるのに対し、糖化は「身体のコゲ」とも呼ばれている

(糖化がよく分からないので、調べていたら、オムロンヘルスケアのサイトで老化の原因「糖化」を防止しよう)を見つけた。内田教授の説明よりもわかりやすいので参考にした。

・うどんはデンプン。デンプンが壊れるとブドウ糖。糖質を食べたら全部ブドウ糖として身体の中に入ってくる。酸素もブドウ糖も生きるためにはないといけない。この必要不可欠なものがなぜ「さび」というネガティブな作用をしてしまうのか。

・酸素もブドウ糖も非常に使い勝手がよく、効率よくエネルギーをつくるための代償(引き換え)として身体が衰えることが起きてしまう。こういう風に理解してもらうといいんじゃないか。身体が衰える部分に関係してくる物質でもある。

・便利になるとその分不便になる。原子力だって便利だが、その分リスクという代償を払う。

・ブドウ糖やアミノ酸も加熱するといい匂いがする。食品レベルの話だ。なくてはならない反応だ。、一方食品で酸化反応はほとんどが身体の中で有害になる。

・脂質の生分は必ず痛むものだ。必ず酸化する。脱酸素剤が入っている。酸素が有害な場合。ラップする。

・糖化反応(メイラード反応)。パンも焼くと焦げる。生のコーヒー豆も焙煎すると褐色になる。糖化反応が起きている。卵焼きの場合も砂糖を入れると着色の度合いが違う。砂糖が糖質で卵の中にあるタンパク質やアミノ酸と反応して焦げ付き方が違う。

・ブドウ糖+アミノ酸を加熱すると褐色生成物ができる。摩訶不思議な反応だ。簡単で身の周りにある糖化反応だ。なぜこれを高校で教えないのか。中身が非常に複雑だからだ。

・ブドウ糖は安定的だが、反応しやすい。アミノ酸もそう。加熱による促進させると褐色生成物ができる。食品の話だ。

・食品だと思われていたが、数十年ほど前にどうやら生体の中で起きることが分かってきた。われわれの身体をつくっているタンパク質がアミノ酸の代わりになると、構造が同じなので、タンパク質の中で糖化反応が起きてしまう。それが「さび」と表現できる。

 

加齢・疾病と糖化反応

 

・人間のレンズがタンパクでこういう着色反応が出る。糖化反応が起きている。病気になるともっと進む。24歳→65歳→80歳→80歳(緑内障)

・Hba1c(酸素を運搬する重要なタンパク質)にブドウ糖(グルコース)がひっついてしまう。何%以上になると糖尿病の危険がありますよと血糖マーカーになっている。糖化反応が起きている。元をただすと糖化反応が重要な動脈硬化に進展するファクターになっている。糖化反応は食べ物だけではなくて人の身体の中でも起きる反応でもあり、しかも病気につながる重要な反応の1つになっている。恐ろしい反応の1つだ。

・酸化反応。アルデヒド(脂肪酸、アクロレイン)などの有害物質の生成が怖い。非常に刺激性が強く、反応性が高い。たばこの煙や排気ガスに含まれている。ほとんどの食用油から検出されている。油酔いといわれる現象の原因も1つはアクロレインだろう。このように身体の中でできてします。

・癌組織からもアクロレインが出ている。脂質からできている。脳梗塞評価にもアクロレインが使われている。重要な分子。

 

東大レアース泥開発推進コンソーシアム活動報告会

カテゴリー: 科学/技術/イノベーション, 講演会/シンポ/セミナー/勉強会, 資源/エネルギー/環境

2018/10/30  15:38


 

全体報告する加藤泰浩教授

 

現在の主なレアアース製品群

 

 

 

コミュニテーセンターの前を闊歩する東大生(左手が福武ホール)

 

300年の歴史薫る東大の日本酒「淡青」好評発売中!(コミュニケーションセンター)

 

東京大学レアアース泥開発推進コンソーシアム(座長・加藤泰浩大学院工学系研究科教授)の第4年度活動報告会が30日、東大情報学環・福武ホール福武ラーニングシアター(地下2階)で開かれた。

林業の次世代を担う人材教育の最新事例

カテゴリー: 講演会/シンポ/セミナー/勉強会, 農業/農地/農政

2018/10/29  23:23


 

釜石・大槌バークレイズ林業スクールの高橋幸男校長

 

林業の次世代を担う人材教育の最新事例を紹介するシンポジウムが10月29日、港区神明いきいきプラザで開かれ、岩手県釜石地方森林組合参事で、釜石・大槌バークレイズ林業スクールの高橋幸男校長が話をした。

 

 

道志村の取り組みを話す大野航輔氏

 

一方、リトル・トリー社長で山梨県道志村移住支援センター代表を務める大野航輔氏が道志村に移住し、木質バイオマスエネルギー事業や伐採・搬出事業、ツアー事業などへの取り組みを熱く語った。

「系統運用と自然エネルギーの大量導入」シンポ

カテゴリー: 再生可能エネルギー, 講演会/シンポ/セミナー/勉強会

2018/10/16  22:18


パネルディスカッションで議論する登壇者たち

 

「系統運用と自然エネルギーの大量導入」~100%自然エネルギーを目指すデンマークの知見を学ぶ~と題した国際シンポジウムが16日、東京ミッドタウン日比谷6階のBASE Qで開催された。

デンマークは自然エネルギーの大量導入を目指し、1970年代から風力発電の開発やバイオエネルギー、自然エネルギーの熱利用を進めてきた。同時に系統や熱を利用し、世界トップレベルの柔軟な送電網運営を行っている。

また、洋上風力発電プロジェクトに取り組み、現在の洋上風力開発ブームの先駆者となっただけでなく、画期的なコストダウンも実現している。

シンポではデンマークの系統運用会社エナギネット、電力会社オーステッド、資源エネルギー庁新エネルギー課長、MHIヴェスタスなど洋上風力発電の関係企業を招き、多面的な視点から日本の進むべき方向性を考えた。

 

日比谷テラス

 

日比谷テラス

 

目の前は日比谷公園

 

お堀端

 

下から眺めると・・・(日比谷交差点)

 

 

「空き家解決セミナー」受講

カテゴリー: 講演会/シンポ/セミナー/勉強会, 高齢者/福祉/街づくり

2018/08/04  21:58


 

「空き家解決セミナー」のパンフレット

 

「地元の空き家解決セミナー」(事務局:ハイアス・アンド・カンパニー)が4日、ベルサール新宿グランドコンファレンスセンターで開催された。同事業は2018年度国土交通省の地域の空き家・空き地等の利活用等に関するモデル事業に採択された中の1つ。

国交省のモデル事業だが、関連する事業がたくさんあって、どういう内容なのか素人目にはすぐに分からない。2017年度も同じ内容のものが行われているものの、少しずつ内容が変わっていて理解できない。

しかし、こうした公共事業に精通したプロからみれば、「おいしい」話ばかりのようだ。不動産業界など公共事業である。官が仕事を投げれば、パクっと食いつく人ばかりだ。それはさておき本題は以下の通り。

ハイアス・アンド・カンパニー株式会社(HyAS&Co、本社・東京都品川区上大崎、濵村聖一社長、東証マザーズ)は2005年3月設立、資本金3憶5800万円。役職員数133名。経営コンサルティング事業が中心だ。

ハイアスの目玉は「不動産相続の相談窓口」。地域の情報に強い全国約170エリア(2018年2月現在)の住宅・不動産会社が加盟し、全国ネットを形成して、相談業務に応じている。不動産の相続に関する知識と、顧客の相談に応じることのできるコンサルティングネットワークが強みだ。

この日話をしたのは株式会社k-コンサルティング(千葉県柏市)の大澤健司社長。不動産コンサルティングを中心におおよそ以下のような話を行った。

・日本人の資産の大半は不動産。不動産をどうするかが「相続対策」の中でかなりのキーポイントになっている。

・不動産は分けにくい、価値がよく分からない、評価額も分かりにくい。こういった諸点のサポートを行っている。

・空き家に対する相談が非常に多くなっている。コンサルティングの観点から対応している。

・「特定空き家」に認定されると、その段階で固定資産税が6倍に上がる。

・5年を超えて不動産を保有している人が売却すると譲渡所得税(26%から今は戦後最低の20%)がかかる。不動産を保有していると毎年固定資産税がかかる。使おうが使わまいが、収益を上げようが上げまいが保有税としての固定資産税がかかる。持っているだけでかかる。資産は目減りする。2%以上値上がりでないと固定資産税分ペイしない。

・不動産は結構うまくできている。不動産の価値が値上がりをしてくると、逆に税金が上がる。

・不動産を持っていない資産家もいる。住宅も賃貸。「なぜ不動産を持っているのか。持っているだけで固定資産税を払い続けなければならない。資産としては目減りする。値下がりをする株式は絶対持たない。不動産持っている方って不思議ですよね。目減りすることが分かっているのに」。不動産持っている人は単純に固定資産税払うのは当たり前だと思っているだけ。しかし、資産という考え方からすれば、毎年目減りするだけだ。だったら売却して現金で預金していたほうが減らない。わずかでも増える。不動産は劣化もし、どんどん値下がりする。

・不動産を資産としてみると、空き家で放置しておくのは資産を目減りさせるだけのことだ。

・空き家にしておく理由は「物置として必要だから」「解体費用をかけたくないから」「特に困っていないから」がビック3(国交省平成26年空家実態調査)。大半は「積極的な理由ないんですよ」。何となく、お金をかけたくないし、売っても安いかもしれないし、税金もかかるし・・・。

・総務省調査によると、2013年は空き家は820万戸、空家率13.5%。野村総合研究所によると、18年は1083万戸(17.0%)、23年は1405万戸(21.1%)、28年は1772万戸(25.7%)、33年は2166万戸(30.4%)。3軒に1軒は空き家。団塊世代が亡くなり、相続が発生。子供たちは少ない。若い人が少なくなり、不動産は要らなくなる。空き家が増えてくる。

・空き家は増えるべくして増えている。需要≪供給の傾向は今後ますます強くなる。供給過剰の状況になる。

・不動産資産の観点から空き家の期間が長ければ長いほど資産価値が落ちる。建物の劣化だけの問題ではない。風評被害も。人が寄り付かなくなり、街全体の資産価値も落ちる。人が入ってくるから不動産の価値がある。人が入ってこないと価値は落ちるばかり。

同じような築年数、同じような世代。空き家は増え始めると爆発的に一気に増える。処分できない。不動産もお金を払って買ってもらう時代になる。欲しい人がいなくなる。売れないと言いながら今だと売れたりする。近いうちに売れなくなる。

・空き家(地元の実家)はどうしたい?とにかく手放したい。圧倒的に相談としては多い。持っておきたくない、とにかく手放したい。なぜ放置されているか。

・空き家も含めて相続は時間が経てば経つほど解決がどんどん難しくなる。とにかく早い段階で進めておくこと。「そのうち、そのうち、何とかしないとね」まではいくが、ではどうするかまで具体化しない。

・空き家にしない対策は2つ。遺産分割対策と認知症対策。空き家の対策は相続対策だ。相続が発生してからどうするかと考えていっても決まらない。誰が相続をし、誰がこの不動産を管理するのか。決めておかないとあとでは決まらない。場合によっては誰が相続するか決めておく。親の資産だから権利は平等だから子供たちでは決められない。だから親が遺言状を書いておく。諸外国に比べると日本で遺言状を書く比率は1割程度。欧米は6割~8割。習慣がない。家督相続が残っている。分割のトラブルを回避する一番は遺言状だ。書いた通りでなくてもOKだ。遺言状があったとしても相続人の全員が別の形で合意をすればその形で相続してもOK。まとまらなかったら最後、これでやりなさいというものが残っていないと困る。相続も親からもらった資産だ。相続は子が親からもらうものなので、親が決めておく。

・認知症になると、不動産資産は基本的に凍結になる。売ることもできないし、貸すこともできなくなる。

・遺産分割は現物分割(相続資産の現物をそのまま分けて相続する)、換価分割(相続資産を売却し、金銭に変えて分割相続する)、代償分割(特定の人が本来の相続分以上を相続する代わりに他の相続人に代償として自己の財産を交付し相続する)の3つの方法がある。

・不動産をやっている人間から言えば、不動産は共有名義で相続しないことが鉄則。全員合意が必要だから。不動産の現状と価値を把握する。「売れない」と思い込んでいるのではないか。まったく売れないのか、100万円なら売れるのか、50万円なら売れるのか。

・価値が分からない場合は、第三者の専門家に確認していく。自分たちは何をしたらいいのか、どんな手続きが必要なのか、どんな価値なら売れるのか。何が問題なのか。

・空き家になってしまった時の解決策。大きく分けて①維持管理②賃貸③売却④用途変更して活用ーの4つ。利用目的が明確ならば維持管理をするか、建て替えをするかの選択。

・維持管理の目安は近隣に迷惑をかけない。月に1回の建物・敷地の確認と月に1回の草刈り、清掃。夏なんか草はすぐにはえる。将来、自分たちあるいは子供たちが使えなくなるかもしれない。不動産が使えるようにする、自分たち、子供たちに対する投資だ。それができない場合、シルバー人材センターや空家・空地管理センターにお金を払ってお願いする。

・賃貸。普通の賃貸借かサブリース。賃貸は貸し出せる状況までのリフォームなど投資が必要。賃貸収益が期待できる。空室のリスクがある。一方、サブリースは業者に一括して借り上げてもらうこと。業者がまた貸しする。リフォームは業者が行う。賃料は固定資産税分くらいしかもらえない。

・売却。査定が必要だ。とにかく、売るんだったらいくらで売るのかを知らないといけない。「何となく」の感覚では話はまとまらない。明確にいくらなら売れるのかという金額が分かれば、ではどうするかということになりやすい。売却と下取りがあるが、圧倒的に売却が多い。

・仲介での売却のメリットは高く売れること。一般消費者との直接契約により市場価格で売却できる。間に不動産会社が仲介に入って買い手を見つけてくれる。その代わりデメリットとしていつ売れるかが分からない。書い手が付いてから。瑕疵担保の保証とかも。条件面で付くこともある。怖いからある程度保証を付けることになる。仲介手数料が必要。

・業者の下取りは現金化スピード。残置物は残ったまま。その代わりそれは価格に反映する。安くなる。

・需要がない!空き家の状態が悪い。さらに時間が経つことで事態は悪化する。

・ネットワークを使う。どういうふうにすればこの不動産の価値が見いだせるか。どういう方に買ってくれれば、ある程度価格が見いだせるのか。ネットワークを駆使してやっていく。

・空き家を相続で取得した場合、3000万円の特別控除がある。利益が3000万円までならば税金かからない。要件としてはなくなった方が1人暮らしであったこと、昭和56年5月31日以前に建てられた建物であること(旧耐震)、相続から譲渡まで引き続き空き家であること、平成31年末までに譲渡すること、耐震補強工事にするか、更地にするかどちらかにしなければならない。

・空き家問題は時間が解決してくれることはない。時間がかかればかかるほど問題は拡散するだけ!大きくなるだけ!不動産自体が劣化し、年齢を重ねて認知症になる、売れなくなる。

・不動産を資産とするのか、あるいは負動産とするかは所有者次第!問題になっている方と問題になっていない方がいる。この違いはどこにあるのか。判断→決断→行動と当たり前のことを行う。

・これをやるためにどうしたらいいのか。決断、行動は結構できる。一番難しいのは判断。判断をするのに一番重要なことは情報だ。情報を持っていない。不動産に関してどういう手続きが必要で、いくらくらいの価値で、どんなふうにすれば解決ができるのかといった情報がないから判断ができない。ちゃんと解決を図られた方はちゃんと情報を持っている。きちんと正しい情報を得ておいて判断をし、決断とし、行動を起こしていただきたい。

・空き家は大きな社会問題になってきており、人口減少が続いて今後は不動産需要がどんどん少なくなってくる。伴って不動産の価値はどんどん下がってくる。昔みたいに持っていればいいというものではなくなっている。不動産はどうやって活用するのかが重要になってくる。活かしていくことが必要だ。自分たちが活かせないのなら、活かしてくれる人に譲っていく。自家がぼろぼろになり、迷惑がられて、これは親が望んでいたのか。行動を起こすきっかけになれば幸いだ。

アジア国際送電網

カテゴリー: 再生可能エネルギー, 講演会/シンポ/セミナー/勉強会

2018/07/23  21:57


 

「アジア国際送電網研究会第2次報告書」発表シンポジウム

 

公益財団法人自然エネルギー財団は23日、「アジア国際送電網研究会」から日韓間、日露間の国際送電線の建設ルート、建設費試算を行った第二次報告書が公表されたことを受け、日本における国際送電網の意義、実現への展望などを議論するシンポジウムを行った。

モデレーターの大林ミカ自然エネルギー財団事業局長は「明らかに利益がある、明らかに技術的なフィージビリティーある」ことは分かっていながらも、それに踏み込めないところで議論がとどまっている」と述べた。

環境にやさしい「バイオプラスチック」

カテゴリー: 再生可能エネルギー, 科学/技術/イノベーション, 講演会/シンポ/セミナー/勉強会, 資源/エネルギー/環境

2018/06/23  18:06


 

生き物が造り出す価値あるもの

 

東京大学農学部公開セミナーが6月23日(土)開かれた。あいにく雨が降り出す空模様だったが、多くの知的好奇心の旺盛な人たちが集まった。

 

これがちゃんと土に還るテラマック使用の手提げ袋

プログラムは①微生物が造り出す価値あるもの②バイオマスエネルギーの現状と課題③未来を拓け!環境にやさしいバイオプラスチック-の3つ。この3つ目のバイオプラスチックが原料が植物のテラマック。

テラマックは樹脂、繊維、フィルム、不織布などあらゆる形態に加工できる。ゴミ袋や手提げ袋、ティーバック、幼児食器。ユニチカ株式会社テラマック事業開発部が作っている。

プラスチックは石油から造られ、工学部の研究テーマだと思われる人が多いが、天然多糖類や植物油などのバイオマスからつくる農学部アプローチも存在することを知ってもらいたい。生物材料科学専攻の岩田忠久教授が講演した。

熱を入れると様々なものに成形加工できる。最大の特徴は軽くて丈夫で長持ちする。われわれの身の回りにはいろんなものがプラスチックで造られている。ペットボトルはすぐ分かるが、成分が同じものもある。

人間が使って捨てると環境に大きな影響を及ぼす。最近では小さく小さくなっていって魚が食べるなどマイクロプラスチックの問題がクローズアップされている。エリザベス英女王は今年2月、プラスチック製品不使用、フランスはスーパーのレジ袋を禁止する政策を導入した。

石油を原料とせずに植物を原料として新しいプラスチックを生み出していく。バイオプラスチックとは、環境中の微生物の分泌する分解酵素の働きにより二酸化炭素と水にまで完全に分解される「生分解性プラスチック」と、再生可能資源である植物バイオマスなどから微生物変換や化学変換の手法によって作られる「バイオマスプラスチック」との総称だ。

社友会

カテゴリー: 講演会/シンポ/セミナー/勉強会

2018/05/17  21:45


 

時事通信ビルは結構大きなビルだった

 

時事通信ビル/時事通信ホール

 

時事通信社の社友会が行われた。会社を辞めて10年。社友会には勧められ、10年ぶりに入会し、初参加した。

人間がひねくれてくると、誰からも相手にされなくなる。ジジババすらも言ってもらえない。そう思っていたのに10年ぶりの参加でも、「久しぶりだね」と声をかけてくれる人がまだ何人もいたのは感謝すべきだ。

社友会への入会はこちらで「拒否」していた。しかし、あんまり拒否し続けるのも大人げないと思い直して、会社を辞めて10年になるのを機会に入会を決意した。

やはり人間関係は重要だ。知っている人がいることだけでも重要だ。そうでなくても知らない人のほうが多くなるからだ。

「(日本記者クラブの)試写会で後ろ姿を見掛けましたよ」「今は高尾の観光事務所で週1回働いています」「(時事の刊行物に私が書いている)原稿を読んでいますよ」「商品経済部では2年お世話になりました」などの声が掛かった。

そんな言葉を聞いて、自分がまだ忘れられた存在でないことに気付いた。嬉しかった。この会社にお世話になって嬉しいこともたくさんあった。自分の人生だった。

しかし、まだ自分と相性や気分と合わなかった人などとは虚心に近づくことができない自分がいる。何かを意識している。人間というのは難しいものだ。どうしたらそんなものを忘れて無心に話せるのだろうか。

一方で、ある先輩から書けなくなってきたことについて、「情報密度の低下」を指摘された。これは自分でも感じている。最先端の知識を得るのは涙ぐましい努力が必要だ。シンポジウムに参加したり、大変な努力が必要でもある。できるだけそうした努力を続けたい。

社友会の会員数は391人(今年3月末現在)。最高年齢は103歳。90代は46人もいる。平均年齢は79.8歳だ。「現役よりOBのほうが元気」といわれるのはやはりまずい。

 

講演する田坪睦氏

 

通常総会に先立って午前11時から「トランプ政権の1年とこれから」と題して時事通信社外信部の田坪睦氏(元ワシントン支局長)が時局講演会を行った。

ウソを付く政治家は信じられないが、トランプ大統領は「本当に簡単にウソをつく。息を吐くようにウソを付く」人だと田坪氏は指摘した。こんな人が世界最強国の大統領になった不幸は図りしれないとも語った。

「ポリティカル・コレクトネス」という言葉がある。公民権運動や女性解放運動、ゲイ解放運動など差別是正運動の流れのなかで生まれた。マイノリティーや弱者に寛容になろうとの呼びかけだ。

それがトラップ大統領の誕生とともに、ウソでも何でもよいから、スカッとしたことを言う人には拍手を送るようになっている」という。

こういう人を大統領に選んでしまった国は実に不幸だ。もう二の句が告げられない。