ぐるっと塩屋
山陽電車・塩屋駅(神戸市垂水区塩屋町)の山側周辺はちょっとした迷路で、不思議な空間だ。道路が狭く、とにかく入り組んでいる。山の谷間に住宅・商店が密集し、アップダウンも激しい。道を間違えれば、とんでもないところに行ってしまう。
少し道を上に上れば、目の前は海だ。貨物船やプレジャーボートが浮かぶのんびりした風景が広がる。この起伏の激しい土地が気にいったのか、外国人が「ジェームス山」を買い取って、外国人住宅街を作っている。幼稚園のほか、ゴルフ場(塩屋カントリークラブ)まである。
ジェームス山を登りきったところには三洋電機塩屋教育訓練センターがあった。同じ敷地には井植記念館。庭からは眼前の海を見下ろせる。
残念ながら、この日は休館。センターの受付嬢によれば、「こんなに坂が多く、バスも走らないのに、この塩屋には老人がたくさん住んでいる。皆さん元気で」とか。