京都

 関東から関西に異動しただけで雰囲気はガラリ違った。JR京都駅構内は赤々と照明が灯り、ぎっしりと人がひしめき合っていた。人々の顔も全くくったくがない。地震・津波・原発事故に対する不安の色は全く読み取れない。もちろん、見るこちらの目に色が付いているからだ。

 距離を置いているというのはそういうことだ。東日本大震災は関東の話で、関西は無関係だ。全く関係がないというわけではないが、実感が湧かないのだ。アフガニスタンやイラク、はたまたイラクの戦争が日本にとって実感を持てないのと同じだ。

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