国情研「オープンハウス2017」研究100連発

 

エンジニアしながらタレントをしている池澤あやかさん(外の人)とNII教授の武田英明氏(内の人)

 

研究100連発というのはニコニコ学会で開発された超高速プレゼン方式で、1人10本の研究ネタを1人7分でしゃべる研究プレゼンテーション。研究者10人が1人10件、合計100件の研究を発表する。

大学共同利用機関法人の国立情報学研究所(国情研、National Institute of Informatics、東京都千代田区一ツ橋)が研究成果を一般公開するオープンハウスが6月9日(金)と10日(土)に行われたのでのぞいた。

どの研究報告も内容はちんぷんかんぷんだった。「実用に耐えうる双方向変基盤技術」「効率的に計算を行うアルゴリズム」「美しい水の動きを表現可能な新しい数値計算手法の確立」などの話を聞いた。聞いたものの、さっぱり分からなかった。

少し分かったのはNIIコンテンツ科学研究系の大向一輝准教授の学術情報サービス「CiNii」(サイニー)について。ネット検索していると、よくこれが出てくるものの、何のことかさっぱり分からなかった。どう発音するかも知らなかった。それが「サイニー」であると分かった。

サイニーとはつまり学術情報のプラットフォーム。日本の論文を探したり(CiNii Articles)、大学図書館の本を追跡したり(CiNii Books)、日本の博士論文を探す(CiNii Dissertations)ツールだ。それを一元的に検索できる国内唯一のサービスだ。

 

登壇者のみなさん

 

結構、小さな子どもがいました(小学生のための情報学ワークショップ「くまを動かそう!」)

 

高校生もいたぞ!日本の将来は彼らが担う。

 

こういうイベントに参加しているのは研究職。親が研究者なら子どもも研究者の仕事に憧れるものだ。不思議なものだが、血は争えない。

私は全くの文系人間。それでもアルゴリズムやプログラミングの重要性や分かっているつもりだ。英語は既に必修化、低学年化が始まっている。語学は文系の最たるものだが、理系のプログラミングは小さいときから始めたほうが身に付くはずだ。

社会に出てから、論理的思考力、問題解決能力、情報活用能力が広く生きて行くはずだ。問題は、それが身に付くまでに、苦手意識を持つことだ。苦手意識を持てば、もう進まない。難しい。

Nii Cafeで、『インドの小学校で教えるプログラミングの授業』(これならわかる!超入門講座、織田直幸著、青春出版社)を買った。孫に教える前にまず自分で勉強しなくちゃ。

 

 

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