「日本の経営者はリスクをとり、イノベーションに励め」吉川洋氏
ゲスト:吉川洋(よしかわ・ひろし)立正大学教授
テーマ:「平成とは何だったのか」③
2018年5月31日(木)
吉川洋立正大学教授は31日、「平成とは何だったのか」について話をした。
バブルの崩壊後の過去20年間(1996~2015)が時代の閉塞感から抜け出せなかった原因について「恐竜は隕石が地球に落ちて死滅したといわれるが、時代の出発点であるバブル崩壊のインパクトがあまりにも大きかった」ことを挙げた。
さらに吉川教授は日本企業の現金預金が20兆円を超えている中で役員報酬だけが急増している状況はおかしいとし、起業家がリスクを取って日本経済を引っ張り、イノベーションに励む努力を怠っているのではないかと警鐘を鳴らした。