Bar「Ken2」

 

ソルティドッグを頼んだ

 

いろんなものがぎっしりと

 

「飲みにいくから時間を空けといて」と息子から言われた。家は京阪本線香里園駅には5分くらいの至便距離。お店は線路の向こう側だった。居酒屋とバーの2択で、バー「ken2」(ケンケン)を選択した。

ソルティドッグ(Salty dog)は、ウォッカベースのカクテルの一つ。グレープフルーツのさっぱりした口当たりと、グラスの縁の食塩との組み合わせが絶妙であるとして人気が高い。

1940年にイギリスで生まれたカクテル。salty dogは甲板員を意味するスラングで、甲板員が甲板の上で汗だらけ、塩だらけになって働く様子からきている。

現在はウォッカベースだが、元々はジンベース。ライムジュースを入れる「ソルティドッグ・コリンズ」というカクテルだった。本格的に流行したのは1960年代のアメリカから。

神戸の飲み屋街「東門」にある同名のバーがあった。神戸で働いていたとき、マスターがソルティドッグは自分がつくったと言っていた。グラスに氷を入れ、ウォッカ、グレープフルーツジュースを注ぎ、ステアして完成。

レモンを輪切りにしてそれを縁にたらして塩を付ける。付けないと、カクテルの名前が「ブルドッグ」に変わる。

息子は会計コンサルタント。もっぱら日系企業の海外進出の絡みで、海外によく行っている。グローバルマネジメント業務が長く、日本より海外の仕事が向いている。他人が人を評価するのは難しい。

ソルティドッグを2杯飲んで帰った。息子を飲んだのは初めて。誘ってもらって嬉しかった。

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