日暮里繊維街
日暮里中央通り(バス通り)を中心に、東日暮里3丁目から6丁目まで両側約1キロにわたって生地織物の店が軒を連ねる繊維の街・布の道が日暮里繊維街だ。
妻と友人が何かと言えば、ここにきて適当に見繕ってくる。便利な街だが、目利きのある人しか使えない街でもある。ちなみに私は全く門外漢の街である。
よく見れば、家に下がっているカーテンやテーブルの上に掛かっている布もどうやらここから調達されたようである。布を買って、自宅でミシンで縫う。手作業だ。
卸だから安いものの、使う方には技術が必要だ。その技術を求められる。しかし、技術を持っている人にとっては良い物を安価に入手できるすばらしい街でもある。
繊維街には和装、洋装、紳士婦人服地、繊維製品から服飾関連の小物から付属品に至るまで生地織物に関するすべてのものを取りそろえた豊富で便利な街だ。
「一定地域に80軒以上の生地を扱う店が集う繊維問屋街は全国広しといえども日暮里繊維街をおいて他に無いと自負している」(浜浦章雄東京日暮里繊維卸協同組合理事長)という。