活動する場も新規に見つけたい「2020年の謹賀新年」

 

謹賀新年2020

 

丸餅を入れた白味噌雑煮をいただく

 

おせちをずらっと並べて

 

今年もわが家にお正月がやってきた。関東地方はよく晴れておだやかな正月だ。2人で正月を迎えたのは家人と一緒になって初めてかもしれない。これまでの正月は田舎で迎え、母がいたり、親族がいたりした。東京で迎えても2人ということはなかった。いつも誰か子どもがいた。

子どもも独立し家を離れた。それでも近くに誰かがいた。それもなくなり、2人になった。そのうちどちらかが亡くなり、あるいは家で暮らしていけなくなり、1人になるのだろうか。いずれにしても生まれるのは1人だ。死ぬのも1人である。

 

『風塵』(辻堂魁祥伝社文庫)

 

このところ”風の剣”を振るうさすらいの渡り用心、”算盤侍”唐木市兵衛の活躍する長編時代小説書き下ろし新シリーズ「風の市兵衛」に凝っている。9作目の『風塵』(上)を読み始め、晦日、大晦日には「下」をずっと読み進め、元旦になって遂に「下」を読み終えた。

「師走雪の夜、元松前奉行配下の旗本が射殺された。銃は西洋製で、賊はえぞ地での遺恨を口にしたという。北町同心・渋井が捜査を開始した同じ頃、唐木市兵衛は元老中・奥平純明から、碧眼美麗な側室・お露と2人の子の警護役に雇われる。やがて純明が破綻したえぞ地開拓の推進役だったことが判明、屯田兵として入植した八王子千人同心の悲劇が浮上する」

最近読むのは主に時代小説ばかり。特に辻堂魁にはまってしまった。3巻まで読了し、間が抜けて9,10巻を先に読んだ。歩いて行けるブックオフは元旦は12時からの営業。5日まで20%オフなため、第4巻『月夜行』、第5巻『天空の鷹』、第6巻『風立ちぬ(上)』、第7巻『風立ちぬ(下)』をさっそく買ってきた。

昨年はそんなに原稿を書かなかった。単発原稿は以下の通りだ。4月に10日入院し、6~7月に英国旅行をした。あとAgrioの「田舎コラム」(時事通信社)の連載ももう4年続いている。

・「レアアース泥」で新ハイテク産業創出へ(エルネオス)
・国交省の羽田国際線増便計画で東京の空を自由に飛べない難問(同上)
・生物模倣技術が生み出す持続可能なイノベーション(同上)
・日本の植物工場がオランダ猛追、ターゲットは世界市場(同上)
・ICT林業支援技術の進歩と森林環境譲渡税が山を動かす(同上)
・イスラエルに戦略拠点を置いたSOMPOホールディングスの狙い(同上)
・「デジタルツイン」で一気に進む国土の「三次元モデル化」(同上)
・農水省、「日本食料理人」の海外展開を支援(Agrio)
・「スマート精密林業」が実用化(同上)
・竹の利活用が本格化(同上)
・『田舎のたたむ方研究』(連載㉔~㉙、同上)

 

黄色く色づき始めたわが家のきんかん

2020年もフリージャーナリストとして活動していきたい。いつどこで活動を停止するかもしれない。寄稿をやめてほしいといわれるかもしれない。執筆の場が少なくなっている。執筆の場がなくなれば、ジャーナリストを続けたくても続けられない。それは仕方がない。

それは天の声である。自分としては書き続けたい。しかし、注文があって初めて書くことを許されるものだ。残念だが、そういうものだ。

新規の書く場も何とか見つけたい。書く場がなければフリージャーナリストを名乗っていても意味がない。名乗ることは自由だが、何も書いていないのではどうにもならない。

このブログはあくまで「メモ」である。このメモを土台に原稿を書くのである。そのつもりで過去15年間やってきた。今後もこの方針を続けたい。

マイナス思考は捨てた。これからはプラス思考で生きていくことにした。

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