通称「東京大仏」の赤塚山乗蓮寺に2度目の初詣

 

阿弥陀如来座像

 

行楽を兼ねて13日(月)に赤塚山乗蓮寺(東京都板橋区赤塚5、浄土宗)に初詣をした。初詣は、その年で最初に寺社にお参りすることを指し、江戸時代頃からの呼び名らしいが、特に1回だけとかいう決まりはない。快晴の下、散歩ついでに2度目の初詣に出掛けた。

乗蓮寺というよりも、略称の東京大仏(赤塚大仏とも)のほうがよく知られている。阿弥陀如来座像だ。ブロンズ(青銅)製の鋳造大仏では、奈良・東大寺の大仏、鎌倉・高徳院の大仏に次いで日本で3番目の大きさを誇っているという。

重量は32トン。座高8.2メートル(頭部3メートル)、蓮台2.3メートル、基壇地上2メートル、地下1メートル。初詣の賑わいは板橋区内でも随一といわれる。

新成人の姿もちらほらと

 

この日は成人の日で、晴れ着姿の参拝者もちらほらいた。ニュースを熱心にチェックすることがなくなったので、今年の成人式はどんな感じかなとネットで調べてみた。

毎年のように荒れると有名な神奈川県横浜市。全国最大規模の成人式が行われ、2020年も新成人が壁によじ登る姿や興奮して殴り合いをするトラブルも見られたものの、総じてそういった行為は「恥ずかしい」との受け止めが多い。

ネット上も「全く荒れない静かな成人式だった」「成人式の割に荒れずに静かだな」という声が増えている。

フジテレビ系は次のように報じている。若者文化に詳しいマーケティングアナリスト・原田曜平氏は「若い人たちの成人式が荒れなくなってきた、おとなしくなってきた。この理由は、SNSの普及が大きい」と、2020年の新成人が中学・高校のころからスマホに親しんでいる世代であることを指摘した。

この荒れなくなったことについては、ネットでの炎上を多くの人が経験していることが、成人式が荒れなくなっている1つの要因だという。

原田氏「今の新成人の約10%弱くらいが、炎上経験がある。炎上したくない気持ちが強い。行き過ぎた動画投稿をすると、炎上してしまうし、SNS中心で評価を周りから得たり、逆に失ったり、すごく翻弄されている時代」

 

線香の匂いが香しく・・・

 

ウィキペディアによると、乗蓮寺が創建されたのは応永年間(1394~1427年)。了賢無的が山中村(現在の板橋区仲町)で人々に教えを伝えるために開山したと伝えられる。その後、江戸時代初期頃までに板橋区仲宿に移転した。

天正19年(1591年)に徳川家康から10石の朱印地を寄進され、その後も歴代将軍から朱印地が与えられるなど格式のある寺院になった。8代・徳川吉宗がたまたま夕立に遭い雨宿り、その後、鷹狩りの際には休憩所としても使われたという。

その後も仲宿にあったが、首都高建設と国道17号拡幅のために昭和48年(1973年)に現在の地(赤塚城二の丸跡)に移転した。山号も赤塚山と称した。

かつて東京を襲った関東大震災や東京大空襲などの震災や戦災が再び起きないように願いを込め、1977年(昭和52年)に東京大仏が建立された。

 

鯉の泳ぐ弁天池と弁天堂

 

金ピカの福寿観音の収まる宝塔

 

七福神7人並んでゆったりと

 

何とにこやかな布袋さん

 

下から見上げる鐘楼

 

魔除けかな

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