【10月下旬ぶらぶら散歩】セミナーで「梅乃宿」5代目女蔵元の話を聞いた一週間後に待っていたのは国民をなめた自民党大敗の衆院選結果

石神井公園

実を付けたメタセコイア

 

■メタセコイアに実が

 

メタセコイアは高木の中でもひときわ高いスギ科の落葉樹木で、和名はアケボノスギ。このメタセコイアの木に実がなることを初めて知った。

散歩ついでに石神井公園まではよく行くが、実がなるのを知ったのは10月に公園そばの「なかやしき」で新そばを食べた後に公園を散歩したときだ。

ボート遊びのできる石神井池河岸。野外ステージ辺りに何本かあって、上を見上げていると実がなっていた。

最近は下を見ながら歩く癖が付いている。上を見て歩くのはよほど意識しないと難しいものだ。しかもこの日はその”結果”が出た。

 

上を見上げると、あっちにもこっちにも

 

もともとは中国が原産の落葉高木のメタセコイア。最近は公園や街路樹などでもよく見掛ける。

メタセコイアは秋につぼみを膨らませ、翌年の春頃に開花する。その後、雌花は球果を形成し、冬にはたくさんの種子を散布させる。

最近はメタセコイア並木として観光客を集める景勝地も出現している。花やグリーンは人を集める力を持っている。

 

登壇した梅乃宿酒造の吉田佳代社長

 

■創業132年のベンチャー企業

 

一般財団法人アジアフードビジネス協会(渡辺幹夫理事長)のセミナーに参加した。同協会は「食」業界のアジアへの事業展開を支援する、アジアに特化した唯一のビジネスネットワークだ。

会員参加資格は特にない。「志」を持っている企業・個人ら誰でも受け入れる。グローバルサービス実践塾Neoの第5回セミナーが神田外語学院(東京千代田区内神田)で開催された。

この日のテーマは「世界で需要が拡大する日本”SAKE” 日本酒の新たな進化を牽引する女性蔵元のグローバル/インバウンド戦略とは?」。

登壇したのは奈良県葛城市で梅乃宿酒造を経営している5代目蔵元、吉田佳代氏。1893年(明治26年)創業の酒蔵である。

 

吉田氏

 

■梅酒ブームに乗る

 

日本国内どこの県にもある酒蔵。年々減ってきているものの、それでも全国に約1400カ所程度あるという。

この日登場した梅乃宿は奈良県に27蔵あるうちの1つ。酒蔵が一番多いのは89蔵ある新潟県だし、古さにおいても同県内で1660年に創業した今西酒造(奈良県桜井市、代表銘柄「三諸杉」(みむろすぎ))にはとてもかなわない。「創業200年、300年は普通」の日本酒業界ではまだまだの企業というわけだ。

梅乃宿は月桂冠の下請けで桶売りをしていたが、1979年(昭和54年)に梅酒の生産に乗り出したのが当たった。これが時代にマッチし、清酒以上の金看板になっている。

梅乃宿は2002年に米国を皮切りに輸出を開始し、香港、台湾、中国を中心にオーストラリア、シンガポール、ヨーロッパ諸国にも広がっている。

 

小学4年生のリレー

騎馬戦・大将戦

見事な組み体操

同上

高学年のリレーはとにかく速い!

 

■小学校最後の運動会

 

青空の下、孫の運動会が開かれた。この前小学校に入学したばかりだと思っていたら、もう最高学年。とにかく早い。

「小学生時代の孫の姿はもう2度と見られない」と言われると足を運ばざるを得ない。同じような家が多いらしく、親の親があまりに多いのにびっくりした。

子どもの成長は目覚ましい。自分もあんな時代があったのかと思うと感慨ひとしおである。

 

ホウボウ

オオモンハタ

コショウダイ

「シュン」店内風景

 

■刺身を差し入れ

 

孫の運動会には車で行った。駐車したのが近くで都内最大級の対面販売の魚屋を展開する「株式会社シュン」(東京都練馬区谷原)。

車を止めさせてもらったので駐車料金を払うつもりで、シュンで買い物をした。運動会に出場した2人の孫への差し入れだ。丸魚を3匹買ってさばいてもらった。半分を差し入れた。

ホウボウとコショウダイ、オオモンハタの3尾。外見ではそれなりに違いが分かるものの、刺身にするとみんな白身魚で同じに見える。

味もあまり違わないが、コリコリ感が少しずつ違う。ブログの過去記事を参照していると、2018年9月29日がヒットした。ホウボウの刺身は2度目である。

 

安藤たかお候補の街頭演説会(練馬駅北口)

 

■自民党大敗の衆院選

 

10月27日投開票の衆院選は立憲民主党と国民民主党が躍進し、与党の自民党と公明党はともに大敗した。

石破茂首相(自民党総裁)は続投する構えで政権運営の方向性を探っており、議席を倍増させた国民民主党などと部分連合を模索中だ。

私の選挙区は東京都第28区。2022年公職選挙法改正による区割りの変更で新設された。これまでは第9区だった。

小選挙区では立憲民主党から出馬した高松智之氏(50)が当選した。2位は自民党から立候補した安藤たかお(高夫)氏(65)。安藤氏は比例で議席を得た。1位は5万0626票、2位は5万0290票。その差は336票の僅差だった。しかし負けは負けである。

 

23日には高市早苗氏が応援に駆けつけた

 

■政治はむき出しの権力

 

かつての私は反権力的傾向が強かった。戦後安保時代という環境が影響を与えたのだろう。時代も左翼の色合いを強く宿していた。

「反権力」の基本姿勢は今も変わらないが、時代も変わって社会の裏側も見えてくるようになると自分も変わってくるものだ。人は変わるものだ。

政治は権力の権化。政治から最も距離のある部門を意識して歩いてきた。結局自分で選んだというか選ばされたというか自分で歩いた道は経済だった。

しかし後から考えてみると、経済と政治はコインの裏表。双方は不可分密接に結び付いており、政治を知らずして経済は分からない。

人生も終盤にきて改めて考えてみると結局、経済も十分分かったとは言えないままで終わってしまった。他人を押しのけてまでして権力をつかみに行こうという気力もなかったし、意欲もなかった。

 

質問に答える安藤候補

 

■演説がへたで滑舌も悪く

 

安藤候補は2017年衆院選で東京ブロックから比例単独で出馬し初当選。2021年の選挙では落選し、今回は東京28区小選挙区から立候補していた。

彼の強みは医師として医療・介護の現場で培った経験。安心できる医療介護の確立や救急医療体制の構築が必要だ。

安藤候補は医者としての強みはあるものの、本人が言うように「演説がへたくそだし、滑舌も良くなく、イケメン揃いの候補者の中では姿形も良くない」。選挙でどうしてもこの人に投票したいとなかなか思えないのだ。

よく通っている床屋の主人によると、立民の野田代表が練馬に来たときの演説に比べると迫力に雲泥の差があったという。正直言って彼に投票するには自分なりの確信が必要だった。

これまでの選挙でも自分なりの確信を持って投票できたことはあまりなかった。現役時代は仕事で忙しことを理由にしていたが、口実にすぎない。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください