【セミナー】「10坪の小さな焼鳥店からGlobal YAKITORI Family」の実現を目指すエターナルホスピタリティグループ社長の大倉忠司CEO

 

登壇した大倉忠司社長

 

■鳥貴族の大倉社長

 

アジアフードビジネス協会(渡辺幹夫理事長)の新春記念講演会が2月4日、東京・京橋の京橋エドグランビル29階のIncubation CANVASで開かれた。

記念講演会はジェトロ傘下の日本食品海外プロモーションセンター(JFOODO)執行役の北川浩伸氏をファシリテーターに開催しているグローバルサービス実践塾Neoの第5回会合も兼ねている。

会場には約200人もの来場者が押し寄せ、大倉社長との歓談も含め非常に盛り上がった。

 

焼鳥(鳥貴族HPから)

 

■急成長の鳥貴族

 

今や「鳥貴族」は日本を代表する焼鳥居酒屋と言われている。1985年に大阪府東大阪市で1号店を開店して以来、2024年12月末時点で1151店舗にまで拡大した。

第1号店は10坪の小さな焼鳥店だったが、過去39年間で今や海外3社を含めグローバル焼鳥ファミリーに成長した。

正直言って団塊世代の私は鶏肉が嫌いだ。幼少時の鶏肉体験がトラウマになって今では「レバー」と「つくね」以外の鶏肉商品は一切口にしない。

食べて食べられないことはないのだが、基本的に食べないことを自分に課してきた。それが食生活の基本原則だった。

ところが、今や70代も後半に入っていつ病院の世話になるか分からなくなってきている。老人ホームにも入らなければならない。

病院食や老人ホームの食事は安価で栄養豊富な鶏肉抜きでは考えられない。嫌でも食べなければならない。好き嫌いなど言っておれない。その時が時々刻々迫っている。

それで鶏肉の王者・大倉社長に「どうしたら鶏肉を食べられるか」聞いてみたかった。

 

ZOKU(カリフォルニア州Riviera店、会社HPから)

 

■海外進出で社名変更

 

鳥貴族ホールディングスは昨年5月、本格的に海外進出に乗り出すことを社内外に発信する目的で社名を「エターナルホスピタリティグループ」に変更した。

昨年は第二の創業という位置づけで、本社も13年ぶりに大阪市中央区淡路町に移転した。

グループ事業は「焼鳥屋 鳥貴族」を主軸に、「やきとり大吉」や国産チキンバーガー専門店「TORIKI BURGER」など、焼鳥を軸にチキンフード領域でのブランド展開をしている。

海外では2024年、米国のロサンゼルスに鳥貴族の上位ブランド「ZOKU」をオープン。さらにロスで2008年開業の「HASU」を取得。ロス近郊トーランスにも鳥貴族を運営している。

東南アジアでは台湾、韓国、香港、上海に現地邦人を設立している。

永遠の理念「うぬぼれ」(HPから)

 

■「うぬぼれ中」と営業中

 

大倉忠司社長は「創業時から理念経営を大切にしており、グループ理念が3つある」と言う。

その1つが「たかが焼鳥屋で世の中を明るくしたい」。これは「うぬぼれ」だが、そんな「うぬぼれ」を「永遠に持ち続けたい」。

たかが焼鳥屋で世の中を変えたいのです

心を込めて焼いた焼鳥

その焼鳥をまごころ込めた笑顔で

お客様に提供していきたい

焼鳥を食べられたお客様の幸せそうな顔

帰りがけに「おいしかったよ」とあたたかい一言

「ありがとうございます」と感謝の気持ち

お客様のその顔、その一言が

私たちの喜びなのです

そんな心と心のふれあいで

世の中を明るくしていきたい

 たかが焼鳥屋

  されど焼鳥屋

そんなうぬぼれを

私たちは永遠に持ち続けていきます

 

京橋エドグランビルを仰ぎ見る

29階からの眺め

会場風景

 

 

 

 

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