【九州ドライブ旅行⑤】日南海岸・鵜戸神宮で運玉投げを楽しんだあとは志布志市を横断し桜島に上陸・一路目指すは指宿温泉
■オーシャンビューの絶景ホテル
青島温泉で宿泊したのはANAホリディ・インリゾート宮崎(宮崎市青島)。2年前に沖縄旅行で泊まったのも同系列のホテルだったことを思い出す。
オーシャンビューで広い部屋だった。「夕食と朝食は地元の食材を使用したこだわりのビュッフェを思う存分楽しめる」との触れ込みだ。
しかしビュッフェはそんなに食べられるものではない。とにかく品数はものすごく多いが、それを食べる口は1つである。入る量も限られている。食べたいのと実際に口に入る量は違うのだ。
そもそもビュッフェで大量に消費しようと思わない方がいい。しかしあれだけ多くの食材が目の前にあれば、どうみても食べたくなるのも無理はない。それをどれだけ我慢できるかだ。
■サーファーのメッカ
ANAホリデイ・インリゾート宮崎がサーファーに圧倒的に人気があるのは地の利の良さ。目の前に青島ビーチが広がり、ボード洗い場やシャワーなど専用設備が充実しているためだ。
朝食を終えてブラッと海辺に出たら、自転車にボードを積んで目指すポイントに出掛けるサーファーを何人も見た。部屋から波チェックが可能で、海へもすぐアクセスできる。便利である。
ホテル敷地内にサーファー用のショップがあり、ボードもレンタルできる。手ぶらでサーフィンを楽しむこともできるのだ。
一昔前は宮崎と言えば新婚旅行客が集まっていたが、今はサーファーのメッカになっている。何でも変わる。世の中も変わる。
■サンメッセ日南は休館だった
青島神社も寄らず、日南海岸沿いを走る国道220号を南下した。同国道は「日南フェニックスロード」の愛称を持つ、南国らしい景色が楽しめるドライブルート。天気も良くて気持ちも良い。
道中には恋愛成就に御利益がある人気パワースポットも点在している。その最高スポットがサンメッセ日南。イースター島は南米チリ領の南太平洋に浮かぶ孤島だが、簡単に行けるところではない。
イースター島の特別許可を得て完全復刻した7体のモアイ像が安置されており、必見スポットと喧伝されている。見たかったが休館では致し方ない。
■洞窟の中に本堂が・・・
その代わりに参拝したのが「鵜戸神宮」(うどじんぐう)。関東では聞いたこともない名前で、全く知らなかったが、地元では「鵜戸さん」と呼ばれかなり有名らしい。ガイドブックにもちゃんと載っている。
主祭神は初代天皇である神武天皇の父。海幸山幸(うみさちやまさち)神話と関係があるらしい。
釣り針をなくした弟・山幸彦(やまさちひこ)が海の神の宮殿へ赴き、兄・海幸彦(うみさちひこ)を不思議な力で服従される兄弟の物語が描かれている。
本殿が洞窟内にある珍しい造りのお社。そこに向かう急勾配の朱塗りの階段からは、日南の青い海を見渡す絶景が望める。
■名物の「運玉投げ」に挑戦
鵜戸神宮では「運玉投げ」という開運イベントが人気を博している。眼下には太平洋・日向灘の紺碧の海原が広がっており、御船岩、二柱岩、扇岩、夫婦岩などがそそりたっている。
その奇岩怪礁の中でも特に目立つのが亀石。舛形岩ともいう。日本書紀には亀岩の窪み(約60センチ四方)に向かって、素焼きで作られた「運玉」を投げ、見事入れば願いが叶うというおまじない。200円で5玉買って男は左手、女は右手で投げるのがルールだ。
恋の行方を運玉で占う何ともゆかしい儀式だが、願ってもなかなかうまく入らないのがミソだ。なかなかうまく入らないから、どうしても入れたいと躍起になるものだ。
亀の甲羅にしめ縄が張られており、岩の背中に当たれば「良し」、窪みの中に入れば「大吉」(願いが叶う)らしい。
■桜島は鹿児島のシンボル
いつの間にか志布志市(鹿児島県)を突っ切り、一般道のかなりきつい牛根峠(多分)を越えた前方に見えたのが桜島だった。今も噴煙を上げ灰を降らせている活火山である。
鹿児島と言えば桜島、桜島と言えば鹿児島。桜島は鹿児島のシンボルだ。北岳、南岳の2つが合わさる複合火山で、世界的にも珍しい火山だという。
高さ1117m、周囲約52㎞、面積約80キロ㎡で、大正3年(1914)の噴火では大隅半島と地続きになった。昭和29年(1954)に県の名勝に指定されている。
■湯之平は373mの最高地点
湯之平(ゆのひら)展望所は一般の人が入ることのできる最高地点。360度パノラマの展望所。桜島の北岳4合目、標高373mの位置する。
目の前に迫った北岳の荒々しい山肌、眼下に広がる大正溶岩原、錦江湾を挟んで西側には南九州最大の都市・鹿児島市の街並みが広がる。
天気が良ければ北に霧島連山、南に開聞岳といった鹿児島の秀峰も顔を見せるとか。特に夕方以降は赤く染められ表情を変える桜島の山肌。海の向こうへ沈む夕陽はすばらしいらしい。
■指宿温泉では砂風呂体験
桜島フェリーで鹿児島市に抜け、今夜のお宿「指宿海上ホテル」を目指した。フェリーは20分ほどで着く。あっという間だ。車から下りることはなかった。
鹿児島から指宿までは約50キロ。17時チェックイン予定だったが、着いたのは19時。ホテルの砂むし温泉は20時まで。浴衣に着替え、タオルなどを持っていかなかければならない。急いだ。
更衣室で下着を脱いで体の上に専用ガウンを羽織る。暖かい砂に約15分間包まれる。砂はずっしりと重い。
砂蒸しはサンパラソルで日除けしながら波打ち際での体験をイメージしていたが、夜も9時を過ぎるとそんな光景は期待できない。
それでも海岸に作られた全天候型施設で体験することになる。一度は砂を体に沈めてみたいと思っていたので、10分も体験しただけでも十分だった。











