【軽井沢】曇り空の下でのんびり過ごしたあと、「丹生の丘ひまわり畑」「貫前神社」「こんにゃくパーク」と群馬県内を観光しまくった軽井沢最終日

夏のヒマワリ

 

■「丹生の丘のひまわり畑」を観賞

 

今年も長野県の軽井沢の友人の別荘に3日間滞在した。その帰路に立ち寄ったのが群馬県富岡市の丹生(にゅう)の丘ひまわり畑。

丹生湖脇に小高い丘が広がり、富岡製糸工場があったせいか、なぜか桑の木なども植わっていて、それらと並んで結構な数のひまわりが咲いている。

猛暑の中ではあったが、珍しい物や新奇な事象には目がない。好奇心の塊なのだ。吸い寄せられてしまう。

背景には雄大な妙義山を望むロケーションとなっており、われわれと同じようにひまわり目当ての観光客を引き付けている。

果たしてひまわりは何本植わっているのか。数万本か。個人の農家が植えているようで、きちんを観光開発されたとは思えない。

案内図もなく、極めて不親切。その割にいろんな写真がネットには上がっており、観光客がそれに引き寄せられてるやってくる。

われわれもその中の1人で、おまけに声を掛けられた群馬県観光大使みたいな人物からは別の神社なども紹介され、ついそれに乗っかってしまった。

 

下方にちらっと見えるのが本殿

 

■「下り宮」と呼ぶらしい

 

ひまわりの丘で聞いた神社が「貫前神社」(ぬきさきじんじゃ)。富岡市一ノ宮に鎮座する約1500年の歴史を持つお社で、正式には「一之宮貫前神社」と呼ばれている。

どうやら群馬県内では最高位の社格らしいが、本殿、拝殿、楼門はいずれも江戸時代に建てられた重要文化財で、美しい色や絵が飾られている。

面白いのは門をくぐった後に本殿へ向かって参道を下っていく全国的にも珍しい「下り宮」(くだりみや=下り参道)の構造になっていること。

 

拝殿に向かって参道を下りていく構造

 

■3大下り宮の1つ

 

谷間の深い森に囲まれた独特の雰囲気に包まれており、厳かな空気を醸し出している。心霊スポットとして「怖い場所」と言われることもあるらしい。

そう言えば、5月に南九州をドライブ旅行した際、宮崎県で鵜戸神社(うどじんじゃ)を参拝したが、あそこも海に続く道が下り宮になったいたことを思い出した。

石段を下って拝殿へ向かう非常に珍しい構造を持つ神社は「3大下り宮」と呼ばれ、鵜戸神社のほか、草部吉見神社(熊本県)と一之宮貫前神社と言われる。

 

こんにゃく(MATCHA)

 

■こんにゃく芋から作られた「こんにゃく」

 

「貫前神社」とともに紹介されたのが「こんにゃくパーク」。日本の観光・文化・ホテル情報を世界に発信しているメディアMATCHAによると、こんにゃくとは「こんにゃく芋」というサトイモ科の植物から作られる食べ物のこと。

普通の日本人ならおでんや煮物などの日本食には必ず出てくる食べ物として先刻承知のはずだ。味噌田楽が好きな人も多いと思う。

プルンとした食感で、こんにゃくそのものに際立った味はないため、どんな調味料とも相性のいい食材だ。

低カロリーで腹持ちがよいことから、ダイエット食材としても注目されているという。イタリアなどで話題の「ゼンパスタ」は日本で生まれた「乾燥しらたき」を逆輸入したものだという。

 

いろんな食材のもとになる(MATCHA)

 

左上から時計回りにこんにゃく冷やし中華、こんにゃくのレバ刺し風、玉こんにゃく、味噌田楽、刺身こんにゃくのナポリタンソースがけ、刺身こんにゃくの酢味噌がけ。

 

ほかにももっとあるよ(MATCHA)

 

さらに、こんにゃくのカレー煮、こんにゃくのから揚げ、こんにゃくの煮付け、こんにゃくおでん、こんにゃく焼きそば、こんにゃくの肉うどん風などの料理もあります。

 

■こんにゃく芋の92%は群馬県産

 

群馬県の西部に位置する甘楽(かんら)町はこんにゃくの有名な生産地。全国で出荷されるこんにゃく芋の92%は群馬県で収穫されているという。

MATCHAによると、こんにゃくは江戸時代には水戸藩(現在の茨城県)の専売品だったが、その後貯蔵・輸送が簡単になり全国に広まったが、群馬県の水はけのよい土壌と恵まれた気候がこんにゃくの生産に適していたため普及したといわれている。

 

工場見学コースが組み込まれている(MATCHA)

■無料で楽しめるテーマパーク

 

甘楽町にはヨコオデイリーフーズのこんにゃく工場があり、その場所を利用して製造工程を無料で見学でき、こんにゃく料理を無料で試食できるパークを作った。

ヨコオデイリーフーズはこんにゃくの消費拡大を目的に2014426日に前身のこんにゃく博物館から「こんにゃくパーク」を拡大オープンした。

2021年 文化庁の「食文化ミュージアム」に認定され、全国から年間来園者数は100万人、2024426日に開園10周年を迎えた。

無料で楽しめる工場見学、こんにゃくバイキングのほか、手作り体験、詰め放題など、こんにゃくの美味しさと伝統文化を伝えている。

こんにゃくパークのコンセプトは「たてヨコオいしい!」。こんにゃくという食材は、タテ、ヨコ、丸、三角など様々な形、多様な料理をしても美味しいことをヨコオデイリーフーズがつなぐという思いを込めているという。

 

ようやく浅間山が晴れたのは帰る日(ツルヤ)

 

■3月に北口直結で「軽井沢T-SITE」開業

 

軽井沢の友人宅には3泊した。避暑に来たつもりだったが、あいにく曇り空が続いた。長袖シャツを着ないと風邪を引きそうだった。

いつの間にか軽井沢へは呼ばれるままに冬を除いて毎年来ている。冬は降雪で難しい。めぼしいところは行ったので、むしろ避暑客らしく別荘でのんびりした。

建物の周辺を散歩したり、出掛けるとしてもランチを食べに行くくらい。軽井沢駅南口側のアウトレットをぶらぶらした。

西武系の「プリンスショッピングプラザ」は約240店舗を誇る国内最大級のアウトレットモールだが、今年3月同じ軽井沢駅北口に直結する新商業施設「軽井沢T-SITE」を開業した。

アウトレットかなと思っていたが、生ドーナツ専門店「I’m donut?」などの飲食施設中心で規模も極めて小さい。とても勝負にならないし、むしろがっかりしたほどだった。

 

碓氷バイパス(軽井沢市内)

JR軽井沢駅周辺

右奥のスキー場はすっぽり雲に覆われている

 

■霧が立ちこめ丸で雲の中にいる景色も

 

軽井沢だからいつも晴れているばかりではない。当然のことながら、曇りの日もあるし、雨も降る。もちろん激しく降る豪雨も経験した。

たまたま霧が出て、まるで雲の中にいるような幻想的な風景に出会ったことがあった。

軽井沢は標高が1100mと高い。雨上がりや朝夕に濃い霧が発生しやすく、森全体が真っ白なベールに包まれる神秘的な表情を見せるときもある。

 

カフェ・レ・プティ・ニ・トロワ

餌をかじるリス

 

■曇り空の中を歩いてカフェに

 

カフェ・ル・プティ・ニ・トロワ(軽井沢町発地)。このお店に来るのは2度目。落ち着いたカフェだ。ここでのんびりお茶を飲むのは至極の一時を過ごす感じだ。

コーヒー豆は店の出窓スペースで焙煎し、1杯1杯丁寧にドリップし出してくれる。「もともと東京・目白で長年人気にカフェを2009年、軽井沢に移転してきた」(星野リゾートが運営するローカルな情報サイト「みちくさガイド」)らしい。

分厚く切ったパンを一晩かけて卵液に浸すフレンチローストはここの名物らしい。オーブンで15分ほどゆっくり火を通すので、とろけるような焼き上がりになるという。予約してでも食べたい名物だ。

銅板を使って焼くホットケーキも人気だとか。焼き色は美しいきつね色。自家製のプリザーブフルーツ、バター、メープルシロップでいただくのがお薦めだという。

 

 

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