菓匠館「福壽堂秀信」

 菓匠館「福壽堂秀信」(本店・大阪市住吉区帝塚山東1丁目4番12号)の「福寿の里」をもらった。さくっとした最中種に、丹波大納言粒餡をのせていただいた。少し前に味わった加賀藩御用菓子司「森八」(本店・金沢市尾張町2-12-1)の「本練黒羊羹」も逸品だったが、こちらも名だたる高級和菓子である。

 創業こそ昭和23年(1948年)と古くはないが、和菓子屋を始めた土地が大阪市南区(現在は中央区)の宗右衛門町だった。文字通り、大阪ミナミは「芝居」と「食いだおれ」、それに道頓堀川沿いにある「花街」(宗右衛門町)の3つが独特の文化を醸成していた土地柄である。

 これら高級料亭や茶屋などに出すお菓子を作ったのが「福壽堂秀信」で、洗練された料亭文化や花街文化に磨かれながら、技術が確立していったのも頷ける。大阪では高級和菓子の代名詞といわれるゆえんだ。

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