有楽稲荷神社

 いつだったか、お稲荷さんの前を通ったら、素通りできない性質だということを「豊岩稲荷神社」(東京都中央区銀座7丁目8番15)の題で書いたことがあるが、今日も、そのシーンを再現してしまった。というか、その言葉が呪縛のように思い出されて、身動きとれなくなった、というのが正しい。

 この日遭遇したのは「有楽稲荷神社」。場所は東京都千代田区有楽町1丁目10番。有楽町電気ビルチ”ング北側ビルの前庭だ。1階に入っているVICTORIAN PUB「The ROSE&CROWN」入り口のまん前だから、前の歩道をよく歩く人なら、多分、気づいているだろう。気づいていても、立ち寄る人がいるかどうかは知らないが・・・。私も前に見たような気がするような・・・

 電気ビルのトップフロアにある「日本外国特派員協会」(通称、外人記者クラブ)で会食後、会社まで歩いて戻ろうと外に出たら、目に飛び込んできた。本当に小さな社殿に、それにしては立派な石造のきつねさんが2匹、鎮座ましていた。お賽銭は50円玉。それしかなかった。

 社殿の前に設置された「有楽稲荷神社由来記」によれば、「当社は永井飛騨守が天下泰平と子孫繁栄を祈念して安政6年に創立したものであります・・・昭和54年2月」。よく分からなかった。でも、拝んだら、何となく、気分が良かった。

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *

This site uses Akismet to reduce spam. Learn how your comment data is processed.