【よさこい】5年ぶりに戻ってきた東京・光が丘公園のよさこい祭り=本場高知目掛けて一直線「舞え・跳べ・輝け!」

 

 

■前夜まで大雨

 

まだ梅雨の明けない7月13(土)、14日(日)、15日(月=海の日)の3連休、東京・光が丘で5年ぶりに第18回復活「よさこい祭り2024in光が丘公園」が開催された。

梅雨空が続き、いつ雨が降り始めてもおかしくない空模様の下で演舞するのは演舞する側にとっても衣装が雨に濡れることもあって辛い。

2019年に行われた第13回(2019年)も雨の中で開かれたが、今年も梅雨空の下、苦しい開催となった。しかも前夜までは大雨だった。翌14日(日)も小雨から曇り、最終日の15日(月)は暗い空が明るい空に変わった。

 

警視庁音楽隊パレード

同上

 

■高知は8月開催

 

それが開催日の13日(土)は信じられないくらい空が晴れ上がった。よさこいの発祥地である南国土佐の高知市も8月開催が普通。降水確率の一番低い8月10日、11日に開催される。

札幌市で開催されるYOSAKOIソーラン祭りは6月開催だ。梅雨がないからかもしれないが、今年は5日(水)から9日(日)のファイナルステージに向けて開かれた。

 高知で生まれ、全国に広がり、進化・発展し続けるよさこい祭り。光が丘でよさこい祭りを初めて見たのはいつだったろうか。

このブログに初めて登場したのは2013年の7thよさこい祭りin光が丘公園。よって第1回は2007年7月。ちょうど神戸に単身赴任中だった。

このブログを始めたのは2004年12月だから、もし東京にいたら取り上げているはずだ。単身赴任中に明石公園で行われていた「よさこい祭り」に遭遇したことを思い出したから既に全国各地で開催されていたと思われる。

2013年は東京に戻って5年ほどたった頃だ。10回ほど投稿している。2019年の第13回よさこい祭りが最後だった。2018年は動画を公開している。それから4年間はコロナ・ウイルスの感染で中止だった。

 

万屋千家(百物語)

早稲田大学”踊り侍”

夏舞徒

AZUKI by 建匠

よさこい旗を軽々と操る「斬桐舞」の踊り子

 

■過酷な状況だが、踊り手にはたまらない瞬間か

 

初日13日に演舞したのは19チーム。パレードコースが1,2,3と分かれ、よさこいステージも設けられている。1チームにつき4回演舞する機会が与えられる。踊り好きな者にとっては過酷だが、たまらない瞬間だろう。

暑くて苦しくても、晴れても雨が降ってもその一瞬だけは演舞に集中すればいい。やはり最多の53チームが参加した14日(日)が圧巻だった。

15日(月)は海の日でもあって祭日。入賞団体による演舞が中心だったが、ざっと見で一般客の人手は一番多かった。

屋台もたくさん出ていて、屋台目当てに来る人たちもいて一般客も増えるのだろうか。

 

 

■本場高知を筆頭に全国に

 

毎年8月9日(前夜祭)、10日、11日(本番2日)、12日(後夜祭・全国大会)の4日間、高知市内9カ所の競演場、7カ所の演舞場で約200チーム、約1万8000人の踊り子が手に持った鳴子を鳴らしながら工夫を凝らし、地方車には鮮やかな飾り付けをして市内を乱舞する土佐のカーニバルである(よさこい祭振興会HP)。

高知よさこい情報交流館」によると、よさこい祭りが生まれたのは戦後の不況が続く昭和29年(1954年)。高知商工会議所の有志が不況を吹き飛ばし、夏枯れの目立つ商店街振興を目指した。

打ち上げ花火とサイレンで幕を明け、21団体750人の踊り子が「よさこい鳴子踊り」を披露。「合成酒タダ飲み会」や「ハシケン関所破り」なども催され、幕を切った。

鳴子踊りは鳴子を鳴らして前進すること、曲のどこかに「よさこい鳴子踊り」のフレーズが入っていることだけがルール。

「民衆に受け入れられさえすれば、どんなに変わっても構わない」というよさこい鳴子踊りは、自由な多様性を生み出し続け、現在では国内外に多くのファンを持つまでになっている。

 

東京よさこい(池袋で「ふくろ祭り」と同時開催)

 

■原宿や池袋とは違って光が丘は地味目に

 

東京23区だけでも原宿表参道元気祭スーパーよさこい(渋谷区)、ドリーム夜さ来い祭り(港区・千代田区)、ザ・よさこい!大江戸ソーラン祭り(江東区)、東京よさこい(ふくろ祭り、豊島区、2000年~)、江戸川よさこいフェスタ(江戸川区)、中延よさこい祭り(品川区)、東京舞祭(新宿区)などが開催される。

どうやら東京よさこい(ふくろ祭り)が2000年(平成12年)に第33回ふくろ祭りと同時に第1回よさこい祭りを池袋で開催したのが東京では初めて。

次いで翌2001年に原宿で開かれた。ドリーム夜さ来い祭りは2002年から。フジテレビが運営に参加し、お台場エリアや丸の内エリアで大々的に開催されている。

それらに比べると、光が丘はどちらかというと地味目。都心部の原宿や丸の内からは離れているし、テレビも全国ネットではなくてケーブルテレビ(J-COM)。

練馬区は東京23区の中で板橋区から分かれた最も新しい区だし、中央から比べたら大分引けをとる。存在をそんなに強くアピールしたいわけでもない。

自然環境に溢れた環境の中でゆったりと踊ってくれればいい。それだけだ。

 

 

 

 

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