大谷にしき荘

 

出迎えてくれた猪の剥製

 

大谷にしき荘はとっぷりと日が暮れて

 

大型連休に入った。時間もたっぷりあるので半年ぶりに田舎に帰ることにした。覚悟していたとはいえ、高速道路の渋滞はすさまじいものがあった。

早朝4時30分に東京・練馬の自宅を出た。環8を走って30分で東京インターチェンジに入った。これは順調だなと思っていたら、インターを入ってすぐから渋滞が始まった。

最近は断続的な渋滞が多い。海老名SA当たりまでゆっくり走った。そこから御殿場まではそれなりに流れていたものの、静岡SAにはまたアウト。掛川PAで小休止。新東名で渋滞にはまったのは初めてだ。

その後も刈谷パーキングオアシス(伊勢湾道)、土山SA(新名神)で一服し、大山崎ジャンクションから京都縦貫道に入り、丹波で降りた。その後山道を走り、兵庫県に入り、草山温泉観音湯についたのは午後7時半。昔一度来たことがあった。そのときのイメージがあった。

イメージというのは壊れるものだ。観音湯は土日営業で、GWにもかかわらず閉まっていた。そこでナビで探し出したのが同じ草山温泉にあった大谷にしき荘(篠山市遠方)。玄関で猪の剥製が待っていた。

午後8時前だったが、温泉も自由にどうぞと言われた。入ると、浴室は2つ。たっぷりのお湯で身も心も洗われる思いだった。荘内では宴会の真っ最中だった。山奥の秘境で浴びる一風呂というのも悪くはない。

どうやらゴルフ場(オータニにしきカントリークラブ)とセットで運営されているようだ。経営もゴルフ場経営の大谷実業が2005年、バブル崩壊の余波を受けて来場者が激減。負債96億円を抱えて民事再生法適用を申請。現在、再建中だ。

2009年には温泉事業を分離、新たに設立した大谷草山開発に事業を継承させたようだ。山奥の秘境にも民事再生法の波が押し寄せている。ただ当クラブは女子プロ東西対抗戦、関西オープンゴルフ選手権、全日本男子学生選手権等々が開催された36ホールの大型名門コース。成り行きが注目される。

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