晩白柚(ばんぺいゆ)
久しぶりに友人と三菱クラブで会った。三菱商事ビルの21階。専用エレベーターがある。仕事を通して知り合ったが、付き合いの長さは30年。今は個人レベルの友人となっている。同い年なのもいい。彼はクラブに入れる人(入れるだけの地位のある人)、私は彼の客である。
四方山話にした包みを打ちつつ、当クラブ名物の天丼をいただいた。エビが3本入っていて米と絡んで実においしかった。
食後のデザートとして選んだのがこの巨大な果実。原産地は東南アジアだが、日本では熊本県八代地方の特産だという。昔修学旅行生が必ず買ったザボン漬けだ。
晩白柚は「ばんぺいゆ」と呼ぶ。晩は晩生、白は果肉の色、柚は中国語でザボンの意。ミカン科の小高木だ。ザボンの一種。
果実は大きく、最大直径25センチ、重さ4キロにもなるという。果皮は薄い黄緑色、小袋に包まれた実は薄い酸味があり甘い。香りが良く、日持ちがする。収穫期は冬。2005年に八代市で収穫された重さ4858gの晩白柚は、ミカン科で世界最大の果実としてギネス認定されている。
三菱クラブから少し歩いたところにあるのが日本工業倶楽部(丸の内1)。2階にラウンジがあって格調高い部屋でお茶を飲める。
奥さんへのお土産として手渡されたのが丸の内マドレーヌ。屋上で採蜜されたハチミツをふんだんに使用し、倶楽部パティスリーで丁寧に作っているという。