東京公共交通オープンデータチャレンジ
公共交通オープンデータ協議会(事務局=YRPユビキタス・ネットワーキング研究所内)は1月30日、東洋大学赤羽台キャンパスで、「第3回東京公共交通オープンデータチャレンジ」の受賞作品を発表した。
同協議会は首都圏の主要交通事業者が参加し、世界一複雑とも言われる「東京」の公共交通を、訪日外国人や障害者、高齢者を含む誰もがスムーズに乗りこなせるようにすることを目指し、公共交通関連データを一般参加者に公開し、それらを用いた様々なアプリケーションやアイデアを募集。海外を含め多くの参加があり、約1000件の開発者登録と約90件の応募を得られた。
最優秀賞に選ばれたのは草薙昭彦氏による「Mini Tokyo 3D」と大澤達蔵氏による「UpNext」の2本。東京のリアルタイム3Dマップを表示する「Mini Tokyo 3D」は完成度が高い上、ソースコードをGitHub(素フォトウェア開発プロジェクトのためのソースコード管理サービス)でオープンにしている点が高く評価された。
また「UpNext」は入力操作が一切必要なく、技術的に高度であるのはもちろん、これまでにない新しいアプローチで使いやすさを追求していることから選ばれた。
同事業には東京メトロ、東京都交通局、JR東日本などのほか、小田急、京王、京浜急行、国際興業、西武、東急、などの鉄道・バス部門の他、日本航空や全日空などの航空会社も参加している。