ちらし寿司

 ちらし寿司は好物だ。煮た高野豆腐やシイタケ、ニンジンなどの野菜類を細かく切って寿司飯に混ぜ込む。そしてその上に卵焼きをこれまた小さく刻んで乗せて出来上がり。具を混ぜ込むから混ぜ寿司とも呼ぶ。関西や西日本ではこれをちらし寿司と称している。
 しかし、所変われば品変わるである。関東でちらし寿司と言えば、具を乗せる乗せ寿司のこと。江戸発祥の握り寿司のネタの刺身などを寿司飯の上に並べる。同じちらし寿司と言っても、似て非なるものが出てくる。最初に東京でちらしを食べたときはびっくりした。
 東日本以外に、鹿児島の酒寿司や岡山のばら寿司なども乗せ寿司の一種らしい。最近、流行の海鮮丼はこの流れだろう。味覚は小さなときに決まるという。3つ子の魂100までなのだろうか。

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *

This site uses Akismet to reduce spam. Learn how your comment data is processed.

丹波日誌

Previous article

田植え前
丹波日誌

Next article

夜寒