年末ジャンボ販売終了残り30分
不況である。不況の年は宝くじが売れるという。仕事を終えて銀座中央通りのみずほ銀行に寄ったら、その前で年末ジャンボ販売締め切りまであと30分の連呼。これを買わないともうこの世の終わりみたいなセールストークで、その声に説得されて、つい売り場に並んで買った。10枚だけ。
びっくりしたというべきか、あきれたというべきか、毎日通る新宿西口地下街では同じ女性が同じ文句で年末ジャンボの販売キャンペーン。速射砲のごとく、よくあれだけ次から次へと口から出てくるものだと感心してしまった。涙ぐましい営業努力に敬意を表すべきだろう。
連呼は選挙のときだけだと思っていたら、最近はどうもそうでもない。何でも連呼だ。ファストフードやブティクなども呼び込みの常連だが、びっくりしたのは年賀状の販売。郵便局の職員が賀状を手に、通行客に向かって声を張り上げていた。黙っていてもモノが売れた時代はなくなったのかもしれない。