『ウォール・ストリート』

作品:『ウォール・ストリート』 (2010年アメリカ映画)
監督:オリバー・ストーン
主演:マイケル・ダグラス(ゴードン・ゲッコー役)

 見逃していた『ウォール・ストリート』(Wall Street:Money never Sleeps)を何とか上映最終日に新橋文化劇場で観た。ウォール街を舞台にマネーゲームの世界を描いた『ウォール・ストリート』(Wall Street 邦題・ウォール街、1987年)から23年ぶりの続編だ。オリバー・ストーンが再び監督した。

 かつてウォール街で巨万の富を築いたカリスマ投資家ゴードン・ゲッコー。インサイダー取引の罪で8年間服役したゲッコーは7年前に出所、金融業界の強欲を糾弾し、大恐慌以来最悪の金融危機の到来を予言する伝説の人物になっていた。時は2008年。そして彼の予言通り、リーマン・ショックを契機に世界金融危機が発生する。

 1987年は株価大暴落の起きたブラック・マンデーの年だ。あれから23年。ウォール街はどう変わったか。ゲッコーは「昔は強欲は善だったが、今や正義になった」とウォール街を揶揄する。人間の性格はそんなに簡単に変わるものではない。

 前作「ウォール街」を見たのかどうか覚えていない。当時はロンドンにいた。横目で看板を見たような気がするものの、映画をゆっくり鑑賞できる余裕があったかどうか。でも、仕事に必要だと思って見たかもしれない。DVDを見ながら確認する必要がある。

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