有機納豆『いっ歩』

 

『いっ歩』

『いっ歩』

 

有機納豆を食べた。しょうゆとからしも有機認証マークが付いている。80グラム。有限会社下仁田納豆南田本店(群馬県甘樂郡下仁田町)。下仁田納豆の新商品はオール有機納豆「いっ歩」。昭和38年(1963)から続く納豆メーカーだ。

群馬県下仁田町にはこんにゃくとねぎが全国に名を知られているが、もう一つ全国から注目を集める食品が国産大豆を使った、群馬県産赤松の経木(きょうぎ)の環境に優しい天然素材に入った納豆を作っている。また、発酵には電気エネルギーを一切使用しない炭火のみ。

納豆の容器は量り売り→藁苞→経木→発砲スチロールと変わって行った。発砲スチロールを使えば、充填・包装が自動化でき、その分コスト低減ができた。多くの納豆メーカーがその道を進み、納豆づくりは工業化した。

経木にこだわっているのが下仁田納豆。経木の原材料は、地元の名峰・榛名山の北西面に生えている赤松の木。

①木の持つ天然のグルタミン酸が豆のうま味を増す
②木の持つ天然の抗菌作用がプラスに働く
③湿度調整に優れ、おいしさを長期に保つ
④木の持つ特有の良い香り
⑤燃やしても有機物質を出さない

こうした5つの利点に加えて、木材の適正管理が榛名山の環境を守り、ひいては山の栄養分が川を伝わり、海を豊にしていく。

 

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