個人演説会

 

そとから見ると・・・

 

雨の中で赤字に白の名前が浮かび上がっていた

 

中に入ったら、こうだった

 

10月16日(月)も雨だった。秋の長雨とはいうものの、来る日も来る日もこんなに雨ばかりだった年は珍しい。今年は異常気象が目立ち、異常が異常じゃなくなった。

そんなことを考えながら、最寄り駅から歩いて戻ってきた。雨が降りしきっている。家のすぐそばにある高松小学校の体育館で何かをやっていた。看板をちらっと見ると、自民党議員の個人演説会。選挙戦は中盤に差し掛かっていた。

体育館は開け放たれていた。選挙では投票所になるところだ。外から眺めるともなく眺めた。そう言えば、来週は選挙。誰に入れるかまだ決めていない。中に入った。議員の話が続いた。そして「頑張ろう」コールが続いた。

それにしても静かな選挙だ。午前中は自宅にいることが多いが、ほんとど選挙カーの「お願いします」コールを聞かない。なぜかくも静かなのか。東京第9区。練馬区の8割だ。

選挙戦はどうもテレビの画面上だけのようだ。それ以外は静かそのものだ。メディアが世論調査を行い、公示直後の序盤情勢を探った。大体のメディアは「与党、300議席に迫る勢い」で一致している。野党の希望の党の「排除の論理」が大きく響いた。風が吹かない。

テレビの議論もこれが大きな流れとなっている。テレビはこれを背景に、流れを作っている。「与党の勝利」は動かない。議員は「睡眠時間が4時間だ、3時間だ」の話をしていた。

大手新聞社は終盤情勢の調査をもう一度行い、与党の勝利を確信するだろう。希望は選挙区で苦戦を強いられている。

議員の選対は「選挙には3つの坂がある。上り坂、下り坂、そしてまさか。まさかがないように頑張りたい」と語った。

20分ほどたって演説会が終わったら、出口に急ぐと、議員から握手を求められた。にわか参加者は「反体制」派。権力には組みしない。しかし、にわか仕立ての野党にはどうにも組みできない。

このままで与党が勝てば、安倍政権が継続する。いんちきだが、それを打ち破る野党が存在しない。力強い野党がなくなった。希望の党はあまりにも急ごしらえで、力強さに欠く。選挙区制度は死票ばかりを生む。もう少し力強い候補が欲しい。

 

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