純金12.5kg

 世界35カ国から集められた世界最大の投資用ゴールドバーコレクション「世界のゴールドバー展」が東京のGINZA TANAKA銀座本店5階ホールで開催されている(18日まで)。なかなか普段は拝むことのできない金塊を間近で眺めることのできる機会はそう滅多にはない。

 最大の見物は400トロイオンスのバーだ。12.5kg。ロンドン金市場受け渡し適合品(グッド・デリバリー・バー)。この日の販売価格だと、約4000万円相当になるという。自分で持ってみてその重さに感じ入った。他に、純金製の千両箱も展示されていた。約36kgで、約2億円。

 ドル安と原油高を反映してこのところの金塊相場は1トロイオンス当たり1000ドルを突破、史上最高値を更新している。20年ほど前は300ドルを割り込んでいた。長い間低迷していたが、経済が激動すると、それを見事に反映する。物の価格というのは不思議なものだ。必ず動く。時間が経つうちに必ずや動く。

 何ごとも、長期的に考えないと判断を間違えるものだ。それが、つい目先のことに目が行って、なかなか長期的なレンジで考えられないものである。相場を見る目も、人生を生きる目も同じなのかもしれない。、

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