2月のサクラ保存林
多摩森林科学園(八王子市)で森林講座を受けたあと、せっかくだからサクラ保存林を歩いた。8ヘクタールの広さを持つサクラ保存林には、日本全国の主要なサクラの栽培品種や名木、天然記念物の接ぎ木クローンが約250種、1500本も植えられている。
サクラの栽培品種は江戸時代以前から多くに種類が育成されているが、現代に引き継がれているのはその一部だという。伝統的栽培品種を収集・保全し、正確な識別・分類や系統関係の研究を行っている。
とにかくこの日は寒かった。しかも閉園前。案内図を握りしめてさまよったが、迷子になりそうだった。サクラシーズンにはたくさんの人が訪れるものの、この日はごくわずか。それでも、カワヅザクラと寒桜が迎えてくれた。