逆張りの風邪退治

 体調が思わしくないな、と感じたのは、この日(4月28日)が締め切りの原稿を一心不乱で校正していたとき。全国的に晴れ渡り、気温も30度近くにまで上昇するとの予報が朝から流れていた。そのせいかどうか、店の冷房もよく効いていた。それが良くなかったのだと思う。

 大体見終わって、デスクに上がると、鼻のグズグズは本格化。会議を1つこなして午後は外出。戻ってまた会議。夕刻6時をすぎるころには全身がだるさに捕らわれた。完全に風邪の症状である。何とかしなければならない。

 仕事を早めに切り上げて、向かったところが天然温泉「極楽湯」和光店。お湯につかり、サウナに入って汗を流す。水風呂に使って、身体を冷やし、またサウナ。これを繰り返すこと5回ばかり。最後は寝湯で、リラックス。

 もう30年近く、このやり方で風邪を退治してきた。今回違うのは温泉ではなく、スポーツクラブだった。プールで泳いだ後、サウナー水風呂の繰り返し。へたすると、肺炎を併発してあの世行きだぞ、と脅かされながらも、逆張りのこの方法一途。信じて疑わない。信ずる者は救われる。

 それにしても、サウナにまでテレビを持ち込むのは何とかしてもらいたい。サウナは汗をたらたら流しながら、孤独な思索に耽る場だ。おまけに、「こうしちゃだめだ、ああしてください」とやたら、アナウンスが多過ぎる。とても落ち着いて、のんびりできない。いっそ、「騒音の湯」にでも名前を変えますか。

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