鉄道博物館

 

風の強いこの日は富士山がよく見えた

 

新幹線の通過予定時間

 

 

目の前をE5系新幹線が飛んでいく

 

孫の来訪も最後の1人を残すのみとなった。その彼が来たのは16日(木)午前だった。

どこが行きたいところはあるかと尋ねたが、これと言って行きたいところはなかった。それでこちらが提案したのが鉄道博物館(埼玉県さいたま市大宮区)だった。

あたかも7月に新館がオープンしたばかりで、ものすごい賑わいだった。JR東日本の創立20周年事業のメインプロジェクトとして2007年10月14日の鉄道の日に開館した。

それまでの交通博物館は万世橋にあった。JR東日本が大宮への移転を発表し、開館以来の入場者数は今年5月に1000万人を突破。7月に新館の落成と本館の改修が完成した。運営は公益財団法人東日本鉄道文化財団が行っている。

 

ロゴデザインの3つの輪は「鉄道」「歴史」「教育」を表す

 

調査研究を行う「鉄道博物館」であり、産業史として鉄道を物語る「歴史博物館」と位置づけ、子どもたちが模型やシミュレーションなどを活用しながら体験的に学習する「教育博物館」としての性格も持たせている。

人、物を運び、文化を飛躍的に向上させてきた鉄道。そのすべての車両に共通する「車輪」をシンボル化した。駅と駅をつなぐ路線をシンボル化し、「鉄道」、「歴史」、「教育」の3つを表している。

鉄道博物館が常に進化し、走り続ける運動体であることを表現している。

毎日10時15分と13時にボランティアガイドツアー(無料)を行っている。ポイント解説を加えながら巡る2~3時間コース。あまりに広く、「何を見たのか分からない」ことが多いようだ。これを回避するために利用した。

ポイントは①新幹線ラウンジ(3階)から実際に営業線を通過する「やまびこ」(E5系)などを見る②幅23m×奥行き10mの日本最大級の鉄道ジオラマ(2階)を運転プログラムにしたがって見る③車両ステーション(本館1階)で実際に新橋-横浜を走った第1号車などに乗ってみる④南館(新館)でE5系新幹線「はやぶさ」を見る-の4点だ。

 

36両の実物車両を展示している車両ステーション

 

新橋-横浜間を走った英国製の1号機関車(トーマス号)

 

第2号の米国製弁慶号

 

ステンドグラス

 

鉄道ジオラマ

 

E5系「はやぶさ」の鼻は15mと長い

 

2階からみるとこんな感じ

 

やはり触りたくなった

 

新幹線の形状はだいたいが流線型。空気抵抗を小さくするとともに、高速でトンネルに入った場合、ポンと鳴らないよう空気を後ろにスムーズに流す「ところてん現象」を利用するためだ。

現在最も速く走るのは東北新幹線の最高速度320km/時速の「はやぶさ」と「こまち」。先頭部が15mもある。

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