司馬遼太郎記念館

①庭から眺めた書斎

②記念館のガラスの回廊

 思い立って「司馬遼太郎記念館」(大阪府東大阪市下小阪3-11-18)を訪ねた。書斎を直に見たかったが、外からだけで残念だった。それでも、仕事ぶりを伺うことができて嬉しかった。机で仕事をし、窓際のサンルームでも資料を読んだり、庭の木々を眺めて休息していた様子が分かった。

 安藤忠雄氏設計の記念館はモダン。圧巻は展示室の大書架。高さ11mの壁面いっぱいに書棚が取り付けられ、2万冊もの蔵書が展示されている。ただ、これはイメージ展示で、実際にこの書架で氏が仕事したわけではない。

 玄関、廊下、書斎、書庫と家の中が本でいっぱいという雰囲気をイメージしたというもので、はっきり言って偽物。これは見物者をミスリードすると思った。いっぱいの本で埋まっている彼の家の中を見せてもらいたかった。

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