ゴルフコンペ前夜

 1枚のスコア表が手元に残っている。1989年12月3日。HATFIELD LONDON COUNTRY CLUB。ロンドン市内から車で北へ1時間くらいのところにあるコースだ。4年間の駐在を終えて帰国する私のために、友人たちが催してくれた送別ゴルフ。もう時効だから、公開してもいいだろう。私が”堂々”と100を切って95のベストスコア。確か、6番か7番のロングホールでイーグルを記録したことだけは鮮明に記憶している。思えば、あの時が私のゴルフ人生の”絶頂”だった。

 長沢 50 45  95  1
 藤井 53 57 110  4
 美根 55 55 110  4
 鴻谷 57 50 107  3
 山田 59 63 122  7
 佐伯 59 53 112  6
 佐藤 53 53 106  2

 1990年に帰国してしばらくは付き合い程度のゴルフはやっていたが、そのあまりの価格面の高さ、距離面の遠さに追随できずに脱落。ここ10年ほどは全くやっていない。むしろ、「ゴルフはやらない」ことを宣言していた。「海外でゴルフしない馬鹿」「国内でゴルフする馬鹿」というのが建前だった。
 
 これまで堅持してきたその方針を撤回したのが昨年10月の社内コンペ。「おおむらさきゴルフコース」(埼玉県比企郡滑川町中尾)。OUT62、IN64の126。ゴルフの厳しさを改めて実感した。そこで一念発起すればいいのだが、またまた仕事に追われて、練習もせず、いつの間にか春のコンペが到来してしまった。それが明日13日。八千代ゴルフクラブ(千葉県)。トホホ・・・

 困ったときの神頼み。自宅近くの「高松ゴルフセンター」(東京都練馬区高松3-6-16)に駆け込み、一夜漬けの練習。湯田浩典プロのレッスンを受けた。ポイントは①腰の位置をいつも同じにし、滑らかに回転させる②バックスイング→ダウンスイング→フォロースルーの流れをつくる-の2点。

 明日はこの2点を実行するのみ。体に覚え込ませるにはあまりにも練習不足だ。スコアは気にしたくない。それよりも、せっかくだから、じっくりグリーンを愛でて、癒し効果を楽しみたい。しかし、ボールを追いかけて、運動量があまりに豊富すぎて、グリーンを楽しむ余裕なんてないか!プレイ前夜だからこそ、こんなことも言っておれるのかもしれないなあ。
 

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