朝霧歩道橋

2001年7月21日
この歩道橋上で
明石市民夏まつり
花火大会へ向かう途中
群集なだれにより
命を失った
11人を偲ぶ  遺族一同

有馬千春     9才
有馬大      7才
飯尾寛子     5才
草替律子    71才
佐藤隆之助   7才
下村智仁     2才
多田新奈    5ヶ月
三木優衣菜    8才
柳原勇太     9才

 5月28日(日)昼、JR東海道線明石駅より1つ神戸寄りの駅「朝霧」に降り立った。線路を股いで眼前の大蔵海岸まで架かっているのが「朝霧歩道橋」だ。200mくらいか。歩道橋を渡りきったところに「想」と題した像が置かれていた。今も所轄警察の管理責任を問う裁判が続いている。

 事件から既に丸5年。人々はもう事件のことを忘れたように「像」の前を通り過ぎる。日常生活を続けるためには、いつまでも拘泥できないのかもしれない。目の前の明石海峡には壮大な橋が架かっていた。ここも兵庫県でニュースを追う人間にとっては知っておかなければならない現場の1つだ。合掌。

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