好古園

 姫路城の西隣りにあるのが日本庭園「好古園」。ある人に、庭の好きな人にはたまりませんよ、と言われ、それを確認しに行った。姫路城がすばらしかったので、どうせ、その付随物という先入観念しかなかったが、それが見事裏切られた。

 この庭園がまた、何とも言えないほど、すばらしいのである。趣の異なる多くの庭で構成され、実に楽しめるのだ。本田忠政時代(元和4年)に造営され、榊原政岑(吉宗時代)が新吉原から高尾太夫を落籍し、住まわせた西御屋敷の跡地に造られた。

 姫路市制100周年を記念して造営され、平成4年(1992年)に開園した、池泉回遊式の日本庭園。総面積1万坪(3.5ヘクタール)。姫路城が借景だから、贅沢なものである。

・御屋敷の庭
・茶の庭
・流れの平庭
・夏木の庭
・松の庭
・花の庭
・築山池泉の庭
・竹の庭

 散策するのもいいが、ゆっくり食事でもしながら眺めるためには「活水軒」が最高。好古園最大の庭である「御屋敷の庭」を眺められる場所に位置している。ここで、お勧めなのが播磨名物「穴子弁当」である。地酒・大吟醸「白鷺の城」でも一杯やりながらだと、もう至高の境地でしょう。

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