よさこい兵庫2006

 この季節、日本全国至るところで夏祭りが行われている。これだけ暑いので、踊るほうも汗だくだく、見物するほうも汗ふうふう。それでも気持ちが高揚する祭りはいいものだ。珍しさもあって、とにかくのぞいてみることにしている。来年も参加するかどうかは分からない。

 7月30日(日)には第18回ふれあいの祭典「よさこい兵庫2006」(実行委員会代表会長:井戸敏三兵庫県知事)を見物した。県立明石公園。明石城の天守閣は残っていないが、二の丸は現存し、ライトアップで浮かび上がる。正午から始まり、ラストの総踊りは21時。19時半ごろから1時間半、クライマックスを楽しんだ。

 よさこい祭りは地域の一体感が高まる市民参加型イベント。北海道などが最も有名で、全国各地で開かれている。兵庫県は摂津、播磨、但馬、丹波、淡路の5つの国が集まって形成されている。地域色が強く、一体感はどうしても希薄。それを少しでも高めようとの狙いが込められている。

 過日、在大阪カナダ人と話していたら、こうしただれもが参加できるお祭りの存在を日本文化の良さの1つに挙げていた。社会自体は近代化、西欧化されているものの、コミュニティーの一体感をもたらすお祭りも根強く残っていることに驚嘆していた。お祭りの”活況”はコミュニティーの一体感が喪失されつつあることの裏返しと考えるのはうがった見方か。

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