「ミント神戸」

  神戸の表玄関・三宮駅前に複合商業ビル「ミント神戸」(神戸新聞会館ビル)が完成した。10月3日は関係者の内覧会、正式開業は4日午前10時だ。地元メディアの神戸新聞社の旧本社ビルだったが、11年前に阪神・淡路大震災で使用不可となってたのを復旧させたものだ。

 地上13階、地下1階の建物で、ミント(M-INT)は海(Marine)、山(Mountain)、待ち合わせ(Meeting)、映画(Movie)、食事(Meal)、流行(Mode)などのさまざまな「M」を集約(INTegrate)した名称だとか。外壁タイルの色もミント(はっか)の色をイメージしている。

 兵庫県は少なくてもハード面では、震災11年目にしてようやく震災前の水準にまで戻ったと言われるが、都市再生事業として建て替えられた「ミント神戸」は震災復興のシンボル的な存在でもある。また、場所的にもターミナル駅と接続し、1階にバス乗り場を有した都市拠点としての役割を備えた新たなランドマークだ。

 竣工祝賀会に出席したあと、1時間ほどビルを見て回った。衣料品からファッション、レストラン、さらにはシネマコンプレックスまで多種多様。文字通り、さまざまな業種が集積している。地下は阪神百貨店の食品館。

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