姫路城再訪

 姫路城を再訪した。前回は昨年7月で、汗を拭き吹き登ったが、今回は午前中小雪が舞う、肌寒い季節。もちろん、城内は暖房などある由もなく、深々と冷え込んでいた。それでも、いつものように観光客が多かった。

 世界文化遺産に登録されたのは1993年12月。同時に法隆寺も登録された。姫路城は日本の築城技術が高揚期を迎えた江戸時代初期に造営され最も完成された城郭建築。評価されたのは、壮麗な連立式の天守閣群(大天守と3つの小天守)などが築城当時のまま残る唯一の城である点。残ったのは築城後、戦や大きな災害に遭っていないためだ。

 誰が築城したかは諸説あってはっきりしない。市発行の解説書によると、姫路城は、播磨の守護職・赤松則村が元弘3年(1333)に同地に砦を築き、その子・貞範が正平岩年(1346)城を構えたことに始まる。

 入場券の半券の「姫路城メモ」によれば、以下の通り。

築城  1601年 池田輝政(徳川家康の娘婿)築城の工を起こす
     1609年 天守閣竣工
     1618年 本多忠政 嫡子忠刻とその室千姫(徳川秀忠長女)のために西の丸を造
            営し、今日に残る城郭の全容が整う
敷地  内濠以内 約7万坪(23ha) 外濠以内 約70万坪
天守閣 高さ46m(石垣14.5m、建物31.5m、海抜92m)
      面積 約2,400㎡ 重量 約5700トン

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