オール甲南の集い

「甲南大学」(神戸市東灘区岡本8-9-1)は神戸では気になる存在である。神戸の代名詞でもある六甲山の南に位置する大学という意味を込めており、格別の存在を主張しているようである。神戸経済界には後年大学出身者が意外と多いから、なおさらだ。

 年に1回開催されているのが「甲南の集い」。甲南大学卒業生のいわばホームカミングデーだ。関係者でhなくても出入り自由なので、見学に出掛けた。場所は阪急「岡本」駅から歩いて10分。とにかく、岡本は神戸の中でもハイセンスの街としてつとに名高い。

 学園史資料展示室をのぞく。学校法人甲南学園は1918年(大正7年)に、平生釟三郎(ひらおはちさぶろう、1866-1945)が甲南中学校を創立したのが始まり。現在、岡本に大学、大学院、芦屋市に甲南高校・中学を擁している。

 平生は実業家として東京海上保険をはじめとする損害保険業界の近代化に貢献し、川崎造船所の再建を成し遂げて、名を揚げた人物。広田弘毅内閣の文部大臣も務めている。

①甲南大学正門


②講談師 神田紫氏

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *

This site uses Akismet to reduce spam. Learn how your comment data is processed.