NY原油先物相場、またもや最高値更新

 ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)の原油先物相場が1日、一時1バレル=78.77ドルの史上最高値を更新した。これまでの最高値は昨年7月13日の78.40ドルだったので、約1年1カ月ぶりのことである。

 前日は終値ベースで過去最高値を付けており、市場心理からしても取引時間帯に高値を更新するのは時間の問題だったが、あっさりと翌日に記録達成した。その後は達成感もあって、終値ベースでは反落し、前日比1.68ドル安の76.53ドルで終わった。

 この日は米エネルギー情報局(EIA)の週間在庫統計が材料視された。原油在庫が前週比減少し、需給逼迫感が買いを呼んだ。ただ、一方でガソリンなどの石油製品在庫は逆に増加していたため、上げ幅を削り、反落した。

 世界の市場関係者の関心は相場動向に向いている。問題は80ドル台に乗せ、その後も力強く上げ基調維持するかどうか。需給だけでなく、ありとあらゆる材料で動くのが市場。誰かが相場を操縦しているのだとしても、操縦するほうもこれだけ変動するのでは大変だ。

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