三ツ星ベルトの防災訓練

 自動車用ファンベルトなど産業用ベルトのトップメーカー、三ツ星ベルト(本社神戸市)が総額200億円を投じて京都府綾部市で建設してきた「綾部生産システム開発センター」がこのほど全面完成し、11月17日に竣工式が行われた。

 最新鋭工場の一部を見学したが、企業秘密も多く、全体像は分からなかった。全部見せてもらっても、素人の目にはチンプンカンプン。猫に小判そのものだ。竣工式の後、同社が誇る自衛消防隊による防災訓練を見学した。こちらのほうは良く分かった。

 1995年1月17日未明に発生した阪神・淡路大震災でも同社の自衛消防隊が活躍、神戸市長田区の本社周辺の住宅は火災に遭わずに済んだ。周辺を歩くと、昔ながらの家が結構残っているが、自衛消防隊の消火活動のお陰だという。

 とにかく日ごろの訓練がいざというときにはモノを言う。同社は毎月、何回かは訓練を実施している。竣工式の直後にも訓練。同社らしい。この日の放水訓練も先頭でホースを握るのは垣内一社長だった。他社ではなかなかマネができない。

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