ビリケン様

①松尾稲荷神社

 JR神戸駅を2号線沿いにさらに西に行くと、中央区から兵庫区に入る。「食彩小路」稲荷市場を中を抜け、150mほど進むと右脇に予想外に立派な「松尾稲荷神社」があった。神社の内部は昼間でも暗く、真っ赤な提灯がずらっととぶら下がる不思議な空間。
②ビリケン様

 「ビリケン様」が鎮座するのは神殿一番奥のそのまた左奥。ビリケンはアメリカの女性彫刻家が夢想して1907年(明治40年)に製作した神様の姿だとか。翌年シカゴで開かれた美術博覧会に出展されて評判をとり、その複製が福の神として世界中に流行したという。

 日本にも明治の終わりごろ渡来。大阪通天閣の「ビリケンさん」が有名だが、ハイカラなものが好きな神戸人の間でも人気を博したようだ。2007年は100年になる、と隣りの紙に書かれていた。名前の由来は当時のアメリカの大統領の愛称「ビル」にちなんだとか。とにかく、福の神はありがたい存在だ。

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