雲仙普賢岳
島原に着くと、目前に聳え立つのが名にし負う雲仙普賢岳。あの火砕流と土石流を思い出した。「雲仙岳災害記念館」(がまだすドーム)があるという。上陸する直前までそんなのがあるとは知らなかったが、知ってしまうと、やはり通過するわけにはいかない。
「がまだすドーム」。「がまだす」とは方言で、「頑張れ」の意味だという。1990年11月に始まった平成噴火。1996年6月の噴火終息宣言が出るまで、島原で何が起こったか、何が残ったかを学ぶ全国初の火山体験学習施設。
中核は「平成大噴火シアター」。普賢岳噴火に伴う火砕流と土石流を直径14mのドーム型スクリーンで再現。映像と連動して床が動き、吹き出す熱風とともに災害を擬似体験できる。迫力満点である。