バイオエネルギーは地球を救うか?


 メーンはこちら。東大農学部公開セミナー。第35回目で、「バイオエネルギーは地球を救うか?」について、経済的側面、原料確保、生産技術の3つの視点から3人の教授が一般聴講生にも分かるように噛み砕いて話をする。何度も聴講しているが、これが結構面白いのだ。

 「バイオエタノール生産技術とその周辺を巡る諸問題」と題して話した五十嵐泰夫教授が冒頭示したメッセージは強烈だった。これがすべてを物語っている。

 人は特別な生き物である。 日本人1人当たりのエネルギーは以下の通り。

必要摂取エネルギー  約2000 kca
供給食糧エネルギー  約2600 kcal
使用全エネルギー   約12万  kcal
 

 食い物以外に何と食い物の60倍のエネルギーを使っているという。この圧倒的な差は何なのか。また食べないで捨てている600kcalのエネルギーは何なのだ。これがすべての問題だという。ご指摘の通りである。そう思うならライフスタイルを変えられるか。変えなくてはならないだろう。

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *

This site uses Akismet to reduce spam. Learn how your comment data is processed.